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三条市内で20日、今秋初めてのクマの目撃情報が2件相次ぐ (2007.10.22)
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三条市では、20日に下田地区でこの秋初めて市内でのクマの目撃情報が2件あり、付近の住民や行楽で山には入る人に注意を呼びかけている。
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三条市小長沢地内のクマが目撃された現場付近に設置した看板
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目撃情報は、20日午後2時ころに長沢地内の国道290号沿い、ため池付近でクマ1頭が目撃され、続いて午後8時ころに荒沢集落に隣接する小長沢地内の県道長岡・栃尾・巻線を横断するクマ1頭が目撃された。
三条市によると、目撃されたクマの大きさなどははっきりしないが、2件とも今春、足跡や目撃情報があったのと同じ地域。今春、長沢地内で見つかった足跡は、体重が約130kgと推定され、これまで捕獲した最大級のクマに匹敵する大きさと見られている。
また、小長沢地内では昨年、親子連れのクマが数回に渡って目撃され、いずれも今春に目撃されたクマと同じクマの可能性がある。
三条市は週明けの22日、目撃情報のあった付近の自治会長に看板やちらしを配布し、住民に注意を呼びかけてもらっている。
昨年、三条市内では9、10、11月を中心に三条地区で12件、下田地区で96件の計108件のクマの目撃情報があり、例年よりけた違いに多く、5月と10月に1人ずつ、下田地区でクマに襲われてけがをする人も出た。
ことしは7月23日まで三条地区で1件、下田地区で8件の目撃情報があり、20日はそれから3カ月ぶりの目撃情報。これまでに人的被害はないが、これからが本格的なクマの出没シーズンで、山へ入る住民や行楽客に注意を呼びかけている。
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