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三条工業会のアイデアサイト「INDUS CLUB」から初めて商品化された「豆腐パレット」を披露 (2007.10.24)
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(協)三条工業会=兼古耕一理事長=は22日、アイデアサイト「INDUS CLUB」による商品化の成果プレス発表会を開き、同サイトで募集したアイデアを初めて商品化した「豆腐パレット」を披露した。
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三条工業会のアイデアサイト「INDUS CLUB」で昨年度、アイデア大賞を受賞、川崎合成樹脂が商品化した「豆腐パレット」
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インダスクラブは、同組合のIT戦略のなかの開発部門の位置づけで、一昨年4月にインターネット上に開設した。「あなたのアイデアを商品化します」をキャッチコピーに、継続的にアイデアを公募、応募作品を組合企業に公開し、関心をもった組合企業が応募者と話し合って商品開発に取り組むというもの。
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アイデアサイト「INDUS CLUB」による商品化の成果プレス発表会
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考案者の試作品や商品化までの試作品
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商品化までの課程を説明する川崎合成樹脂の梨本取締役統括営業本部長
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1年を通して優れたアイデアをアイデア大賞に選考し、初回の平成18年度は「豆腐切り補助具」(考案者:三角治さん・北海道)をアイデア大賞に。それを商品化したいとプラスチック成型メーカーの(株)川崎合成樹脂=三条市下保内=が手を上げ、このほど「豆腐パレット」を完成させた。
「豆腐パレット」は、ポリプロピレン製で、油絵に使うパレットのような形。親指を輪の中に入れて片手で持ち、その上に豆腐を載せて印にあわせて包丁を入れるときれいなさいの目ができあがる。きれいに安全に豆腐を切り、そのまま鍋にいれることができる。
発表会では、川崎合成樹脂の梨本義則取締役統括営業本部長が商品化の経過などを説明。家庭用品を中心に製造する同社では「非常にいいチャンスをもらった」と言い、事前にアイデアを得意先に話すなどして「市場性がある」との回答を得たことから商品化に名乗りを上げたと言う。
同社では、3つのデザインを作成し、そのうち機能を重視しながらデザイン性も高いパレット式を採用。手づくりのモデルを7、8回作り直して完成度を高めてから金型を起こした。
今は最終段階のパッケージを検討しており、11月中旬ころまでに小売価格は400円から500円で発売の計画だ。
また今年度、インダスクラブには6月までの半年で115点が寄せられており、初年度の78点を大きく上回っている。今年度も12月で締め切り、審査して商品化を進める。
兼古理事長は、商品化第1号となった「豆腐パレット」の販売の成功を願うとともに、それを目にした人からさらにたくさんのアイデアの応募やアイデアを形にしたいという組合企業の増加に結びつけばと期待している。
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