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国定三条市長が定例記者会見、市長就任1年は「あっと言う間の1年」 (2007.11.15)

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国定勇人三条市長は、15日午前10時から定例記者会見を行った。市長就任から1年たったことに国定市長は「あっと言う間の1年」と振り返った。ほかに2巡目ふれあいトークの実施や、教育委員会を子育て支援部門と位置づけることや機能的な窓口業務を行う総合窓口の設置など来年4月施行の行政機構の見直しについてなどを発表した。

15日行われた国定三条市長の定例記者会見

15日行われた国定三条市長の定例記者会見

昨年11月13日の市長就任から1年。その感想を問われて国定市長は、「正直、1年たったという感じがしない。自分のなかでは半年くらいという感じ」。1年を短く感じたのは、三条市の行政課題の多さでもあるとし、「ただ、私自身、やればやるほど三条はいいまちだと思うし、この三条を、わたしの微力ながら、少しずついいまちにしていければいいなという思いは、昨年より強くなっている」と手応えを話した。

会見ではほかに、平成19年度下半期各部が当面取り組むべき重点課題(市長指示事項)、地方自治法施行60周年記念総務大臣表彰、超高速インターネット回線の下田地域へのサービス開始、地域交流施設「しらさぎ荘」のオープン、「国道8号栄拡幅事業」早期全線4車線かの要望、第3回ひとひとフォーラム、「さんじょう遺跡物語」遺跡講演会・シンポジウムの開催、2巡目ふれあいトークについてを話した。

会見する国定三条市長

会見する国定三条市長

国定市長が市民と直接、懇談する「ふれあいトーク」は就任1年で計46回開き、延べ1,551人が参加。12月からは市内を8地区に分けて3つのテーマごとに3回ずつ、計24回の2巡目を行う。テーマは12月から20年3月まで「教育、子育て支援」、20年4月から9月まで「福祉、市民生活」、20年9月から21年3月まで「まちづくり産業」とし、各会場に保育ルームも設置する。

行政機構の見直しは、団塊世代職員の大量退職に備えた組織のスリム化が必要で、来年4月1日から組織の機能性の向上を図り、総合窓口を設置する。

機能性の向上では、部局間の縦割りを解消し、ライフステージにあわせた子育て支援、高齢者、障がい者の3つの区分でそれぞれのサービスの一体的に提供する。

具体的には、子育て支援は教育委員会を子育て支援部門と位置づけて妊娠から青少年問題までを一括して取り組み、同様に高齢者は高齢介護課、障がい者は障がい支援係に集約し、福祉サービスのワンストップサービスを目指す。

さらに総合政策部と総務部を統合してトップマネジメント機能を向上。セールス機能の向上のために、地域経済活性化につながる営業戦略、知名度アップの広域宣伝戦略の推進を2つの柱とする営業戦略室を設置。同戦略室では来年度新規採用の経験者採用者3人の人材を生かすことへの期待も大きいとした。

総合窓口は、三条庁舎低層棟に市民総合窓口と福祉総合窓口を設置し、市民に便利でわかりやすく、優しい機能的な窓口に見直す。