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三条エコノミークラブ公開例会で松下幸之助に直に学んだ志ネットワーク主宰の上甲晃さんが講演 (2007.11.16)
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三条エコノミークラブ(馬場輝仁会長)は15日、ハミングプラザビップ三条で公開例会を開き、元松下政経塾塾頭で志ネットワーク主宰の上甲晃(じょうこう・あきら)さんを講師に「志し高く生きる〜松下幸之助に学ぶ人生観・経営観〜」がテーマの講演を500人余りが聴講した。
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15日開かれた三条エコノミークラブ公開例会「志し高く生きる〜松下幸之助に学ぶ人生観・経営観〜」
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上甲さんは昭和16年、大阪市生まれ。京都大学を卒業、松下電器産業(株)に入社し、56年から財団法人松下政経塾に出向し、理事・塾頭、常務理事・副塾長を歴任。平成8年に松下電器産業(株)を退職、(有)志ネットワーク社を設立した。
40歳まで松下電器産業の電子レンジの販売課長だった上甲さん。上司に「君に赤紙が来た」と松下政経塾への転勤の知らせを受けたことから話した。
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講師の上甲さん
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「電子レンジの営業課長に政治家を育てることなんてできない」、「政治はまったくの素人」と、一世一代の勇気を出して、創業者松下幸之助に直接、断りに行った。
「その日の松下幸之助の言葉は生涯、忘れることはできない」と上甲さん。松下は「君、素人か、そうか、そらええなあ」と予想外の答えが返ってきたこと、さらに「自分の仕事がうまくいくのもいかないのも、自分の人生がうまくいくのもいかないのも、すべては自分の考え方しだいやで」と言われたことなど、なぜ素人がいいのか、考え方しだいとはなど、松下とのやりとりを詳しく話した。
ほかにも、経営者に必要な考え方、人として本当に大切なものとは、松下幸之助の成功の理由など、松下とのさまざまなエピソードや成功企業の事例を紹介し、上甲さんは「常に道は無限にある」の持論を交えて話した。
今も多くの経営者にとって松下幸之助は神様的存在で、直接、松下の薫陶を受けた上甲さんの口から出る松下の言葉は、いわば神の声。それらの言葉や名言の一字一句も逃すまいと集中、メモを取ったりして聴いていた。
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