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県央地場産センター20周年記念事業「新潟DNAフォーラム」で講演やパネルディスカッション (2007.11.24)

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県央地域地場産業振興センターと県内のデザイン団体5団体でつくる「新潟DNAを考える実行委員会」は、22日午後1時半から燕三条リサーチコアで同センター設立20周年記念事業「新潟DNAフォーラム」を開き、「地域資源をデザインの力で活性化し、新潟県の再発見」をキーワードに基調講演やパネルディスカッション、交流会を行った。

22日開かれた県央地域地場産業振興センター設立20周年記念事業「新潟DNAフォーラム」のパネルディスカッション

22日開かれた県央地域地場産業振興センター設立20周年記念事業「新潟DNAフォーラム」のパネルディスカッション

「新潟DNA」は「新潟デザイン ネットワーク アソシエーション」の略称で、新潟の遺伝子をデザインの力で活性化させようとの意味も。この日のフォーラムには、県内外のデザイナーや企業、行政関係者など80人余りが参加した。

第1部の基調講演では、柚原一夫独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構総務部長が「エネルギー・資源調達の将来から見た地域産業の方向性」、インダストリアルデザイナーの山村真一(株)コボ代表取締役が「デザインで産地を再生する」をそれぞれテーマに講演した。

第2部のパネルディスカッションは、松丸武長岡造形大学理事・教授をコーディネーターに、パネリストは実行委員会の5団体の代表、小林貞夫さん(つばめデザイン研究会会員)、土肥正弘さん(JAGDA新潟地区代表幹事)、広井晃さん(長岡産業デザイン研究会会長)、山井太さん(三条デザイン研究会会長)、山本敦さん(デザイナーズネットワーク長岡会長)の5人。それぞれの立場で「新潟のDNA再発見と今後の地域産業について」をテーマに意見交換した。

「新潟のDNAとは」のコーディネーターからの質問には、新潟は自慢できるいいものはたくさんあるが一番になるものは少ない、能力や魅力をアピールせずに発見されるのを待っているといった意見や、日本、新潟、三条で自分が生まれたことを誇りに思うと話す人もいた。

中越地震の震災復興の花火「フェニックス」の仕掛け人でもある広井さんは、「自分の地域の宝物を探して、磨きをかける。それによっていろんなものが発生する」と、花火を例にあげ「花火(フェニックス)を上げたとたんに、花火弁当や花火のTシャツができた」。「新潟はまだまだいいものがある。よその人にとられないうちに、自分たちで見つけていく」と新潟のDNA再発見について話していた。