大みそかの三条・歳の市は寒波襲来の雪景色のなかで (2007.12.31)

大みそかの31日、三条市は二・七の定期市の行われる北三条駅西側の中央市場で恒例の歳末臨時市「歳（とし）の市」を開き、年越しを狙い打ちするような寒波の襲来で雪が舞うなか、市場は年末年始用の刺身や花を買い求める客が訪れた。

雪景色のなかで開かれた三条の歳の市

午前5時ころから昼過ぎまで開き、鮮魚、花、しめ縄、もち、豆腐、塩物など年越し用の食材や正月用品を販売する店が出店。前日からの荒れ模様で出店を申し込んだうち3店が出店をとりやめ、昨年より10店ほど少ない23店が並んだ。

午前8時の気温は0.3度の厳しい冷え込みで、前夜来の降雪で積雪は14センチ（三条市消防本部観測）と町はすっぽりと雪に覆われ、雪景色の歳の市となった。

少しでも冷え込みが緩んでからというわけか、買い物客の出足はゆっくりだったが、雪のちらつくなか目当ての店に小走りで「いやー、でてらっしゃって、よかった。お宅の松前漬けがないと年を越せないて」という人もいた。

また、メモを手にタコや松飾りなど手際よく買い物をすませると、足早に帰宅する人がほとんどだった。