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三条市・八幡宮の献灯祭は寒さ厳しい荒天でも昨年並みの約4千人 (2009.1.15)
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三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)では14日夜から明け方にかけて小正月の行事、献灯祭を行い、雨や雪の荒天のなか昨年並みの約4,000人が訪れ、ろうそくの火に手を合わせて商売繁盛や家内安全を祈った。
畳をはがした拝殿には、昨年と同数の32本の献納されたろうそくが台の上に立ってずらりと並んだ。午後7時から神事のあと、「三条市長」と書かれたろうそくに国定勇人三条市長が御神火を点火したのを皮切りに、それぞれのろうそくの献納者が、奉納したろうそくに次々と点火した。
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皮切りにろうそくに点火する国定市長
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自社の名前のあるろうそくに点火した製造業経営者は、「ことしも(不景気に)負けてらんね〜て!」と恒例行事に気持ちを引き締め、ろうそくの火に健康と無病息災を祈ったと話していた。
神事が始まった午後7時の気温は3.9度(三条市消防本部観測)で、強い風が吹いて雨が降り始めた。さらに、午後8時の気温は1.8度に下がり、雨は雪に変わった。
とはいえ、献灯祭には荒天がつきもの。参拝者は長靴に防寒着、手には傘のお決まりの防寒スタイルで次々と訪れ、最大で重さ8貫目(約30キロ)にもなる大きなろうそくの力強い炎に手を合わせていた。
参拝者は八幡宮拝殿で参拝すると、次はその左奥にある金山神社へ。同神社でも81本のろうそくをともしており、あらためて手を合わせた。
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にぎわう露店はいつも通り
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例年、参拝者は炊き上げの火で暖をとってから帰るところだが、この日は強風のため、焚き上げ(たきあげ)を8時過ぎに遅らせた。それより早く訪れた参拝客は「ことしは(火が)まだついてねんだね、さ〜むいね」と残念がり、露店でぽっぽ焼きやトウモロコシを買うと背中を丸めて帰りを急いでいた。
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