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2月3日の本成寺・節分会に向けて鬼踊りを演じる本成寺鬼踊り奉賛会が毎夜の練習 (2009.1.23)
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「節分」の2月3日、三条市・法華宗総本山本成寺で行われる節分大祈願会でことしも鬼踊りを演じる本成寺鬼踊り奉賛会(鈴木芳男会長)は、本番に向けて毎晩、本堂で練習を重ねている。
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22日、本成寺で節分の鬼踊りを練習する本成寺鬼踊り奉賛会
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会員は20歳から60歳代の男性ばかり26人。旧本成寺村、今の三条市西本成寺、直江町、桜木町、条南町など本成寺周辺に住む壇信徒が中心だ。
ことしも小正月明けの16日からほぼ毎晩、同寺本堂で午後8時から1時間半の練習を続けている。本番に先駆けて日曜の25日と2月1日にも市内の施設や新潟ふるさと村に出張公演し、この半月余りの間は大忙しだ。
22日夜の練習では、十数人の会員が縦一列になり、ドラと太鼓が刻むリズムにあわせて腕を大きく振り、足を高く上げて踏みだして腰を落とし、また踏みだして進んだ。それぞれが「うぉー!」と大きな声を出して歩き、しだいに鬼へと変身していくかのようだった。
午後8時で気温は4.7度(三条市消防本部調べ)と今の時期としては高めだったが、それでも寒いことに変わりはない。吐く息が白くなる寒さだったが、10分も練習すると顔は赤くなり、汗がにじんだ。
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練習はウォーミングアップから
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踊りの練習は、本番と同じ鬼の面をつけ、金棒やのこぎりなどの道具を持って通しげいこした。先輩たちはその所作の一挙一動を集中して見詰め、「めりはりつけて!」、「もっと腰を落として!」と声を張り上げて厳しく指導した。
衣装はつけなくても、道具は重いもので7キロにもなる。動きも体への負担が大きい。練習も中盤になると、面の下から荒い息の音が聞こえた。
「ここでばててたら、だめらこてやっ!体力つけんと」と、指導に容赦はない。多い年には数万人にのぼる見物客の前で踊るのに恥ずかしくない完成度をと練習を繰り返していた。
本番の鬼踊りは、午後1時からと3時からの2回。本番前の出張公演は、25日に三条市内の好日庵、いっぷく、保内の杜の3施設を慰問。2月1日は、午前11時半と午後2時からの2回、新潟市・ふるさと村で公演したあと、3時20分からコメリ黒崎店、5時から同四日町店で公演。2月2日午後からはJAにいがた南蒲三条支店と三条信用金庫中央支店で鬼踊りを披露する。
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