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本成寺節分会の鬼踊りに人出2万人、泉田知事が初めて参拝 (2009.2.3)
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「節分」の3日、三条市・法華宗総本山本成寺(椿沢日寿貫首)はことしも節分会を行い、名物の鬼踊りの人出は、日曜だった昨年を15,000人下回ったものの約20,000人(主催者発表)の人出でにぎわった。
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ことしも「節分」の3日に本成寺で行われた節分会の鬼踊り
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「立春」前日の春を呼ぶ恒例行事。境内が雪で覆われていることも多いが、この日は午前11時7.6度(三条市消防本部観測)まで気温が上がる3月上旬並みの暖かい陽気となった。
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両手に子どもを抱きかかえる鬼
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鬼踊りは午後1時と3時からの2回、周りの戸を開け放った本堂で行った。椿沢貫首をはじめ山内寺院住職が読経、参拝者の頭上で木剣を打ち鳴らして厄災をはらい、鬼踊りが始まった。
ドラとホラガイの音とともに、三条の金物にちなんだ金づちや金棒などを手にした赤、青、黄、黒、緑の鬼と白装束の三途川婆(そうじかば)が舞台に次々と上がり、鬼踊りを披露した。
縁起担ぎに鬼に子どもを抱いてもらおうと、親たちは順番に子どもを差し出し、鬼に抱きかかえられた恐怖で手足をばたばたさせて泣き叫ぶ子もいた。
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椿沢貫首の「福は内」を合図に豆まき、右下は泉田知事
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鬼たちがたっぷりと暴れたあと、椿沢貫首の「福は内」の声を合図に参拝者が一斉に豆をまき、あられのようにぶつけられる豆と僧兵に懲らしめられ、鬼は退散。境内の参拝客にもみくちゃにされながら鐘楼堂に入って、一発ずつ鐘をついて改心した。
鬼踊りには歴代の県知事が訪れており、泉田裕彦県知事もことし初めて参拝。迫力満点の鬼たちのユーモラスな動きには笑顔を見せ、豆まきでは不景気を吹き飛ばすようにと事業繁栄を願う事業主などの参拝者とともに豆をまいていた。
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参拝者でいっぱいの境内をもみくちゃになって鐘楼堂へ向かう鬼たち
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泉田知事が知事就任直前に中越地震が発生し、その年の夏は7・13水害。一昨年は新潟県中越沖地震と、泉田知事も災害対策に追われてきたが昨年、2期目当選を果たしており、節分会への泉田知事の出席は災害対策から一段落した新潟県を象徴しているようだった。
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