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県央医師会応急診療所の受診者見込みは14,700人で診療報酬は9,400万円 (2009.2.8)
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6日開かれた県央地域の救急医療の在り方の検討会(会長・草野恒輔三条市医師会長)は、同検討会が設置する県央医師会応急診療所の平成21年度収支予算などを決め、4月1日の開所まで残り2カ月足らずとなったスケジュールを確認した。
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6日開かれた県央地域の救急医療の在り方の検討会
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県央医師会応急診療所は、県央地域の一次医療の確保を図ろうと県三条地域振興局=三条市興野1=の隣りの旧三条東高校跡地に新設する。
夜間と休日に症状の軽い人を診療し、重い人は救急病院や消防と連携して必要な救急医療が受けられるよう手配する。
三条、加茂、見附、燕の4市の医師会正副会長などの委員8人と各医師会事務局長などと、オブザーバーの県、加茂市を除いた三条、燕、見附、田上、弥彦の各自治体職員の検討会メンバー18人が出席。
同診療所の平成21年度運営事業収支予算は、原案通り収支とも129,147,000円を決めた。
収入の部の診療報酬(94,374,000円)は、年間の受診者数を14,700人と見込む。これについて委員から質問があり、夜間診療だけを行っている三条市南新保地内の診療所の利用者が年間3,300人なので、その約5倍にのぼる見込みに、「初年度にしてはかなり楽観的では」と指摘した。
しかし、草野会長は現在の診療所の利用者3,300人と三条市内の病院への夜間外来7,600人、市内の病院の日曜診療の7割の3,200人が受診すると14,700人になると算出根拠を示し、「やってみなくてはわからないが、決して無理な数字ではない」と理解を求めた。
今後のスケジュールは、3月9日に建物引渡、翌10日から医療器などを搬入、29日に同診療所で竣工式を行うことなどを確認。また、開所に伴って看護師10人を募集しているが、この日までに9人の応募があった。
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