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三条市が平成21年度当初予算案を示し、一般会計は前年度当初予算の12.7%増の487億0700万円、特会含めて717億8470万円 (2009.2.19)
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三条市は19日、平成21年度当初予算概要説明会を開き、一般会計が前年度当初予算の12.7%(55億0700万円)の大幅増の487億0700万円、特別会計を含む全体で前年度比7.1%(47億7870万円)増の717億8470万円となる新年度予算案を示した。
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19日開かれた三条市の平成21年度当初予算概要説明会
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国定勇人市長は、市民法人税が前年度比24.6%(12億2400万円)減の大幅な落ち込みを見込むなど、依然として厳しい財政状況のなかでの予算だが、定員適正化計画による職員数の削減に伴う人件費の抑制や総枠配分方式による予算編成、地方債の借り換えなどによる経費の抑制を図り、当初予算と平成20年度補正予算とを継続した一体の予算ととらえた経済対策や選択と集中による重点政策や新市建設計画の推進などに財源を重点配分したことなどを説明した。
一般会計予算は前年度比12.7%増だが、特殊要因の借換債と預託金を除いた実質的な予算規模は366億2382万円で前年度比2.2%(7億7739万円)増にとどまる。
一般会計の歳入の27.8%(135億5124万円)を占める市税は、景気後退で法人市民税や評価替えによる固定資産税が減少して3.3%(4億5661万円)減。13.9%を占める市債は、ごみ処理施設建設など新市建設計画搭載事業の進ちょくや臨時財政対策債増などによって20.1%(11億3450万円)減。
歳出では、24.0%を占める商工費(116億8142万円)は中小企業経営安定化緊急対策資金預託金による金融対策事業(制度融資預託)の増で74.8%(49億9806万円)増の大幅増。衛生費は9月に供用開始となる斎場、ごみ処理施設や、し尿処理施設建設事業の進ちょくなどで42.3%(14億7854万円)増を示した。
また、地域経済の再活性化、子育て環境の充実、安心、快適な都市・住環境の整備、行財政改革の断行、バランスのとれたまちづくりの推進、防災対策の推進の6つの重点政策に掲げた事業を説明した。
地域経済の再活性化では、当初予算措置分(112億6922万円)と平成20年度2月補正予算措置分(27億5024万円)を合わせて先に発表している「地域経済活性化行動計画」関連予算とした。
子育て環境の充実では、栄庁舎内に図書館と合わせて子育て拠点施設「(仮称)すまいるランド」を開設。防災対策の推進では、7・13水害から5年のことし五十嵐川河川改修の築堤などが完了することから水害復興祈念事業として、7月13日に慰霊祭や復興祈念式典、11月1日にさんじょうハーフマラソンを開くことなどを盛り込んでいる。予算案は3月3日開会の3月定例会で審議する。
※記事中、1万円未満は切り捨てて表記。
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