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まちを歩いて越後三条の昔ながらの魅力にふれる「まちあるき」が好評 (2009.3.23)
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三条市まちあるき連絡協議会は三条市などと共催し、三条市の日常を歩いて旅する「越後三条 ものづくりの心に出会う『まちあるき』」を21日から7コース8回の設定で開いている。参加した人からは「また参加したい」の声もあり、好評だ。
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21日行われた越後三条 ものづくりの心に出会う『まちあるき』」の「〜進め!東三条商店街〜驚き!住宅街のど真ん中で迫力の鍛冶工場体験!」
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「ものづくり」を共通コンセプトにコースを設定。地元市民や職人をガイドに町を歩き、三条の風景にふれ、三条の魅力を再発見し、より深く感じてもらおうと初めて開いている。
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中伊鋸製作所で特殊な鋸などを観察
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鋸の作切の実演
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22日までに3コース3回を行い、合わせて36人が参加。21日午後3時にJR東三条駅前を出発した「〜進め!東三条商店街〜驚き!住宅街のど真ん中で迫力の鍛冶工場体験!」には、市内外から9人が参加した。
果物、魚、自転車、乾物の店と刃物専門店など、昔ながらの店舗をのぞきながら商店街を歩き、鍬(くわ)メーカーの鍛冶工場やギャラリーを見学。ほかにも酒店での「上がり酒」や三条の味「きんぴら団子」、精肉店で一口カツも味わった。
文久2年(1862)創業の刃物専門店、(有)中伊鋸製作所=一ノ門2=も訪問した。同社の高橋一雄代表は、数万点もの在庫のなかから、丸太を2人で切る長さ140センチののこぎりやマグロ用ののこぎりを披露した。
参加者は見たこともない特殊な刃物に「お〜」、「すげ〜」と驚いた。代表の父で83歳になる伊一郎さんは、のこぎりに名前を入れる作切(さくぎり)の実演し、参加物は「なんて書いてあるんですが?」と作者名をたずねたり、「この刃物は何用?」と次々と質問していた。
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相田合同工場で鍬製造の鍛冶作業を見学
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最後の締めは「上がり酒」
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鍬メーカーの(株)相田合同工場=田島1=では、戦前の昭和18年以前に建設された工場内を見学。真っ赤に熱した鉄を打ち、火花が飛び散るなかで黙々と作業する職人の姿を間近で見た。
コースの締めは「上がり酒」。湯飲みで日本酒を立ち飲みし、昭和の職人気分を味わった。
参加した57歳の女性は、回ったコースの近くに住む。「地元だけれど、鍛冶工場の中を見たり上がり酒など、ふだん体験できないことができて楽しかった」と満喫し、「ほかのコースにも参加してみたくなりました」とさっそく友達を誘ってみると話していた。
23日からの4コースの申し込み状況は、23日の昼までで、28日午前10時からの「和づくし本町 ふれあい散策」が定員の8人に達しており、ほかのコースもほとんどが定員まで2、3人なので、参加したい人は早めの申し込みがよさそうだ。
問い合わせや参加の申し込みは、平日の午前9時から午後5時までに三条商工会議所内「三条まちあるき連絡協議会」(電話:0256-32-1311)へ。
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