|
三条市内24小学校すべてで卒業式、合わせて1,017人巣立つ (2009.3.25)
|
|
|
|
三条市内の24小学校すべてでは25日、そろって卒業式を行い、合わせて1,017人が6年間通った学びやを巣立った。
|
三条市大島小学校で行われた平成20年度・第62回卒業証書授与式
|
国定勇人市長が出席した三条市立大島小学校(五十嵐章雄校長・児童83人)では、午前9時半から体育館で平成20年度・第62回卒業証書授与式を行い、男子4人、女子9人の計13人が卒業した。
卒業生の男子は学生服、女子はブレザーにスカートの真新しい大島中学校の制服で出席。在校生や教諭、保護者らが拍手で卒業生を迎えた。
午前9時で気温は4.5度(三条市消防本調べ)と冷え込み、体育館にはストーブが並んだ。卒業生と在校生の間の特設ステージは、児童全員が1人1鉢ずつ育てたピンクや白の花を開くサクラソウの鉢植えが飾った。
|
五十嵐校長から卒業証書を受け取る卒業生
|
卒業生は順に登壇して五十嵐校長から卒業証書を受け取ると、将来の夢や中学校生活の抱負を発表した。「不安もあるけど楽しい中学校生活を送りたいです」、「僕の夢はプロ野球選手になることです。中学校にいっても野球と勉強を頑張ります」と大きく広がる未来に夢を膨らませた。
式辞で五十嵐校長は、失敗してもやり直す勇気や目の前の小さな壁を乗り越えられる勇気をもつことと、命を大切にすることを願った。
前日のWBCで日本が優勝したことにふれ、「あのチームの選手のように、仲間を信じ、努力を続けることを忘れないで頑張ってほしい」と期待した。
国定市長は祝辞で、卒業生をサクラの花のつぼみに例え、サクラの花にも遅く咲く花、早く咲く花、大勢に見てもらう花、里山で静かに咲く花といろいろあるが、どの花も美しいと言い、「友だちと違ってもいいから、自分らしさを大切にし、しっかりと力をつけて」、「チャレンジの精神を忘れないで進んで」と激励した。
在校生と卒業生との「巣立ちのことば」を述べて6年間をふり返ると、ハンカチで涙をふく保護者もいた。卒業生は、翌26日の離任式で小学校に来るのは最後となり、4月7日に中学校の入学式を迎える。
|