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知る人ぞ知る燕市文化会館2階展示ホールが本格的なギャラリー機能を備えてリニューアルオープン (2009.4.20)
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2年がかりで行われていた燕市文化会館ロビー2階の展示ホールの改修が終わり、4月からリニューアルオープンした。本格的なギャラリー機能を備え、市民の活用が期待されている。
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4月からリニューアルオープンした燕市文化会館展示ホール
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展示ホールは広さ約142平方メートル。壁面をアイボリーに塗り直した。作品を飾る展示パネルはつりパネルで、天井に設置したレールからパネルがつり下がり、パネルを軽い力で簡単に移動できる。
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小さな大型ピアノが入るロビーと2階を結ぶ大型エレベーター
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パネルの上にはピクチャーレールがあってワイヤフックを取り付けられ、作品を好きな高さに下げられる。やはり天井のレールで移動できるスポットライトも数十灯備える。
東南側のほぼ全面がガラス張りで、中ノ口川と雄大な県境の山々を望む雄大な景色を眺めることができ、展示パネルを移動すれば壁面として利用できる。
市民団体の作品発表の場とし使い勝手のいい広さだ。天井が高く、県展書道部門の新しい作品規定、縦245センチ以内のサイズの作品が展示できる。パネルや照明を含めて本格的なギャラリー機能を備えているのがうれしい。
展示ホールの入り口の手前には、広いロビーがある。シンクも新設したので、温かい飲み物で来場者をもてなせる。折りたたみ式の長テーブルやいすを備える。新設したエレベーターは大型で、小さめのグランドピアノを載せられ、ミニコンサートの会場にもうってつけだ。
この展示スペースは、知る人ぞ知る同文化会館の一施設。何度も同文化会館の大ホールは市民におなじみだが、上階があることを知らないのがふつうだ。
しかし昭和56年に同文化会館がオープンしてから30年近くになるが、せっかくの展示ホールが有効には生かされていないのはもったいないと、2年越しで改修した。
展示ホールへ上がる階段は目立たず、おまけにつづら折りになっていたのも注目されなかった一因だったので、土手道路側から正面入口を入ってすぐ左手にエレベーターを新設した。
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5月16日から24日まで開かれる「改修オープン記念展「members OF THE BOARD」のポスター
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燕市教育委員会は、この展示ホールで5月16日から24日までの9日間、改修オープン記念展「members OF THE BOARD」を開き、燕市美術協会役員が1人1人2点以内で作品を展示。その後も市内写真愛好会がここで作品展を開く計画で、燕市や県央地域の美術愛好者の注目を集めるのは間違いないが、あとはどうやって周知するかが要だ。
展示ホールの使用料は、1日1万円、さらに細かく午前9時から正午まで3,000円、午後1時から5時まで3,500円、午後6時から9時半まで4,000円。燕市社会教育関係団体の登録団体は減免でその半額になるが、逆に入場料を徴収する場合は追加料金が必要になる。利用申し込みや問い合わせは市教委生涯学習課(電話:0256-63-7001)へ。
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