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県央地区就職ガイダンス2010の参加企業は昨年を20社も下回る24社、厳しい雇用情勢 (2009.5.7)
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三条、巻の公共職業安定所などは7日午後、三条商工会議所で県央地区就職ガイダンス2010を開き、来春に卒業予定の大学、短大、高専、専門学校、テクノスクールの学生が訪れ、県央地域の企業の雇用担当者から直接、就職に関する生の情報を聞いた。
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7日開かれた県央地区就職ガイダンス2010
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参加企業は県央地域の卸商社、福祉関係、メーカー、食品加工、カーディーラー、印刷業など24社が参加。リクルートスーツの学生は、目当ての企業のコーナーを次々とまわり、それぞれの担当者から熱心に話を聞いていた。
参加企業は、昨年より45%、20社の大幅減。世界不況に伴う厳しい雇用環境を象徴するようだった。
参加企業の減少について主催関係者は、一部では自動車関係で雇用の動きが出始めたとの話があるものの、メーカーでは休業日を増やして雇用調整助成金を受ける企業が目立ち、サービス業では消費の落ち込みなの影響が大きく、採用計画を立てにくい状況と分析していた。
また、ハローワーク三条管内の有効求人倍率は3月末で0.45倍で、昨年3同期の1.31倍を大きく下回った。ハローワーク巻では、さらに低い0.32倍で、いずれも県内平均の0.50を下回る。
三条管内で0.5倍を下回ったのは、平成13年4月の0.46倍以来、約8年ぶり。昨年の内定取り消しの問題もあり、企業も学生も慎重になっていると話しており、厳しい雇用環境はまだ出口が見えない状況だ。
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