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三条まつり大名行列は昨年を2,000人上回る4.8万人の人出 (2009.5.17)
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三条まつりは15日、大名行列と続く舞い込みでピークを迎え、さわやかな青空が広がり、昨年より2,000人多い48,000人の人出でにぎわった。
この日は最高気温15.1度(三条市消防本部調べ)と今の時期では肌寒かったが、さわやかな青空が広がった。午後0時45分に八幡宮で馬場信彦祭典委員長があいさつして、大名行列が出発した。
行列は先供(やっこ)を先頭に、道祖神(てんぐ)、鷹匠や弓持ちの子どもたち、三条祭り若衆会、神職、囃子方、傘鉾などが続き、目抜き通りを東から西へゆっくりと進んだ。
沿道は大勢の見物客で埋まった。腰を下ろしてじっくりと見物する人もあり、先供が長柄の傘を回したり、2人1組で道具を受け渡すと「お〜」という歓声を上げ、拍手していた。
行列の主役は天狗。三ノ町病院付近では、朱色の着物に鳥兜(とりかぶと)をかぶり、高さ約60センチの1枚歯の高げたをはいた天狗が視界に入ると、見物客はカメラのレンズを向けていた。
天狗が地面をほこでたたき、高下駄を振り下ろす音は、その姿が見えないうちから耳に届き、「怖い〜!」と泣き出す子どももいた。
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八幡宮境内で舞い込み、子どもを肩車して健やかな成長を願う
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午後5時からの八幡宮での舞い込みは、開始前から赤や青の祭り半天を着た小さな子どもを肩車した親子と見物客が境内にあふれ、見物客からは「ことしはいつもより、多いんじゃない」、「つっかえて回れなさそうだよね」の声も。
行列を終えて八幡宮に戻ってきた先供、天狗、御神馬(ごじんめ)、2基の神輿、太鼓などに続いて、肩車の親子が境内を3周した。
拝殿前でもみ合いの末、神輿や太鼓が拝殿に納まると見物客や祭り関係者から拍手が起こり、それに続いて親子がなだれ込むように拝殿に入り、子どもの無病息災を祈った。最後は手締めを行い、行列や舞い込みの無事終了を祝った。
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