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「加茂美人の湯」がパイプの詰まりを解消して4年ぶりに源泉の給湯を再開 (2009.5.22)
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温泉をくみ上げるパイプの詰まりで源泉の給湯をストップしていた加茂市市民福祉交流センター「加茂美人の湯」は、対応工事を完了して20日、4年ぶりに源泉の給湯を再開した。
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源泉の給湯を再開した「加茂美人の湯」裏手の源泉のやぐら
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「加茂美人の湯」は、平成14年11月のオープン当初から源泉をくみ上げるパイプに詰まりがあり、その後の調査でスケールの付着が原因とわかった。
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再開した源泉からの湯
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スケールとは、温泉の成分がたまったもので、平たく言えば湯あか。スケール防止工事などの対策を繰り返してきたが抜本的に解決に至らなかったため、17年8月から源泉の使用を完全にストップして、源泉と同様の成分の入浴剤を入れて営業してきた。
しかし、源泉給湯を再開しようと、平成20年に温泉増掘の工事を開始。源泉をくみ上げるパイプの途中から新たに斜めのパイプを設置し、スケール防止のため井戸水で薄めながら源泉をくみ上げるなどの新たな手法を採用し、このほど工事が完了した。
源泉の泉質は、含二酸化炭素−ナトリウム−塩化物強塩温泉(中性高張性高温泉)で、7種類の温泉物質を含む。利用料金や営業時間はこれまで通り。
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会見する小池加茂市長
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小池加茂市長は21日、同所で会見し、源泉の給湯再開を発表。今のところ給湯は順調で、日本有数の濃さをもつ温泉と泉質をはじめ、施設や景色のよさもアピールし、「ぜひ大勢の皆様にお出でいただき、温泉を楽しんでいただきたい」と来館を呼びかけていた。
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