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21日の三条市は最高気温30.2度でことし初めの真夏日 (2009.5.22)

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21日の三条市は、日差しは柔らかかったものの晴れて気温はぐんぐん上がり、最高気温30.2度でことし初めての真夏日を記録した。

真夏日の猛暑のなかでナシの摘果作業を行う三条市代官島の石黒さんのナシ畑

真夏日の猛暑のなかでナシの摘果作業を行う三条市代官島の石黒さんのナシ畑

三条市消防本部の午後5時までの毎正時の観測では、明け方の最低気温は午前4時の14.3度。日中は晴れたとはいえ、すっきりとした青空ではなかったが、暖かい南よりの風が吹き込み、午前11時の25.7度で夏日になり、午後2時に最高の30.2度を観測した。

これまで最高だった前日20日の27.7度を上回ることし最高となり、梅雨を飛び越えて一気に夏本番が到来したような暑さに半袖の人が目立った。

遅れてまだ咲いているナシの花

遅れてまだ咲いているナシの花

この暑さのなか、県内有数の果樹産地の三条市代官島では、ナシの摘果作業が行われている。大型連休前、ナシが白い花を咲かせたときに「花つけ」と呼ぶ受粉作業を行っており、今は受粉した花が小さな果実をつけている。

そのたくさんの果実を選び、間引いて質の高い果実ができるよう間引くのが摘果作業だ。

農業、星野正行さん(43)のナシ畑でも、この日、家族など3人で摘果作業を行った。日除けの帽子をかぶってナシの枝を見上げ、直径2センチ前後になった緑色の小さな果実のきずや形を見極め、残す果実以外をはさみで切り落としていた。

両手を上げたままの作業は、慣れていないと肩や腰に負担がかかるが、星野さんは「おいしいナシになるように」、「ナシが大きくなるころには、景気もよくなっていることを願っています」と手を休めずに話していた。