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トキめき新潟国体アーチェリー競技会場の燕市吉田ふれあい広場前の田んぼで「トッキッキ」が出現する田んぼアートの田植え (2009.5.30)
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燕市景観作物推進協議会は30日、トキめき新潟国体のアーチェリー競技会場となる燕市吉田ふれあい広場前の田んぼで燕新保地区田んぼアートを行い、300人余りが参加して収穫のころには田んぼをカンバスに新潟国体のマスコットキャラクター「トッキッキ」の絵が現れる田植えを行った。
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30日行われた燕市景観作物推進協議会による燕新保地区田んぼアートの田植え
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地元の新保富永集落と燕市、JA越後中央、西蒲原土地改良区吉田支所で協議会を設立し、農業体験を通じて地域の活性化を目指そうと、地域の水田を利用して毎年、参加を呼びかけて田植えや稲刈りを行っており、ことしで3回目となる。
ことしは、新潟国体の開催年。燕市はアーチェリー競技と空手競技の会場になっており、大会関係者への歓迎の意も込め、新潟国体をテーマにした。
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イネが伸びればトッキッキをデザインした田んぼアートが出現するはず
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燕市吉田ふれあい広場西側の水田40アールをカンバス。デザインはたいまつを手に走るトッキッキ「とっぴー」と「きっぴー」、それに「つばめにようこそ!」の文字を加えた。古代米の黄稲と紫稲、観賞用の白稲(奥羽観383)、緑色のコシヒカリ(つくばSD)の4種類の色の違うイネを使って描く。
この日は子どもからお年寄りまで300人余りが参加。午前9時から開会式を行って田植えを開始。はだしや長靴で田んぼに入った。
同協議会は前日までに3,000本余りのよしずを田んぼに刺してビニールテープで結び、田植えする品種の境界を描いておいた。参加者はその指示に従って指定された色の苗を次々と植えた。
快晴で午前10時の気温は26.3度(吉田消防署観測)と早々と夏日に。周辺の田んぼはとっくに田植えを終わり、季節はずれの「夏の田植え」といったところだ。
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参加者で弥彦山をバックに記念撮影
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田んぼに張った水もこの暑さではひんやりと気持ちよく、参加者は田んぼが反射する日差しに目を細め、どろんこになって楽しみながら田植えした。
お母さんと初めて参加した燕市吉田、大泉亨明ちゃん(4つ)は、「はだしで気持ちよかった。中はぬるかったよ」と初めて足を入れた田んぼの感触にご機嫌だった。
今回は、9月の国体の開催期間中に来場者に田んぼアートを見てもらおうとう、2週間ほど遅らせた。イネは成長につれて図柄が見えてきて、7月中旬から見ごろを迎え10月初めに稲刈りのイベントをする計画だ。
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