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7日に三条市栄庁舎そばの新堀遺跡で現地説明会 (2009.6.5)
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新堀地内の栄庁舎そばで発掘調査が進む「新堀遺跡(にいぼりいせき)」で7日、三条市はこの遺跡の現地説明会を開く。
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7日に現地説明会が開かれる発掘が進む新堀遺跡
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午前11時から正午までと午後1時から3時までの2回、説明会を開く。発掘現場の遺構の展示や説明のほかに、調査写真パネルや出土遺物の展示も行う。無料でだれでも参加、見学できる。
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井戸の断面、黒い土は井戸を埋めた部分
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新堀遺跡は栄庁舎裏手、三条信用金庫栄支店並びの栄地区総合体育館建設予定地にある。古墳時代後期から中世の複合する集落跡と考えられており、以前から付近で発掘調査が行われてきた。
今回は、体育館建設に伴ってことし4月から8月まで約3.000平方メートル余りの発掘調査を行っており、そのうち約1,000平方メートルの調査が終わったことから、埋め戻す前に市民に見てもらおうと公開する。
同遺跡からは、約600年ほど前の15世紀、中世室町時代の遺跡が出土している。密集する井戸や掘立柱の柱穴(ちゅうけつ)が数多く見つかっているのが特徴だ。
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発見された曲物桶
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遺物は、青磁や珠洲焼(すずやき)など現在のところ30点余りが発見された。井戸の中からは普通は腐ってしまう木製品の曲物桶(まげものおけ)や、石製のひき臼も出土している。
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