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さんじょう鍛冶道場入門コースに県内外から18人が参加して切り出し小刀の製作に挑む (2009.6.8)
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三条鍛冶道場(日野浦司館長)は6、7の2日間、同道場で「さんじょう鍛冶道場入門コース」を開き、県内外から参加した18人は地元の鍛冶職人の指導で切り出し小刀の製作に挑んだ。
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6、7の2日間、開かれた「さんじょう鍛冶道場入門コース」
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三条の鍛冶職人が伝統の技を見直してもらおうと平成11年から毎年、開いている体験講座のひとつ。座学と実技で切り出し小刀を製作する初心者対象のコースだ。
今回は東京、青森、秋田、宮城、茨城の県外の人を含む20歳代から60歳代の男15、女3の計18人が参加し、越後三条鍛冶集団の師範がほぼマンツーマンで指導した。
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研ぎ石で刃を研ぐ作業
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「鉄と鋼」の講義に始まってコークスによる火造り、焼き入れ、研ぎなどの作業を進め、それぞれが世界にひとつの「マイ小刀」を完成させた。
秋田県から参加した木工作家、濱田寛史さん(29)は、以前に同コースを受講した父に勧められて参加。仕事柄、ふだんから刃物を使うが、作ったのは初めてだった。
「(材料の鉄が)熱することで柔らかくなるということは、衝撃的だった」と頭ではわかっていることも、いざ目の当たりにして新鮮な感動を味わった濱田さん。同じ世代の鍛冶職人と交流できたことも喜び、「仕事の面などでも、これからもつなげていきたい」と新たな可能性に期待を膨らませていた。
三条鍛冶道場では、10月上旬にも再び同入門コースを開催する計画だ。
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