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三条市で7・13水害復興記念事業実行委員会設置、初の記念事業の内容を決める (2009.6.10)

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三条市の7・13水害復興記念事業を推進する7・13水害復興記念事業実行委員会が10日、設置された。7月13日に行う慰霊祭や水害復興記念式典など、三条市では初となる記念事業の内容を決めた。

キャプション

10日開かれた第1回の7・13水害復興記念事業実行委員会

ことしは平成16年の7・13水害から5年の節目。その中心的な被災地のひとつとなった三条市では、これまで支援をしてくれた人たちに、元気になった三条市と感謝の気持ちをアピールしようと「7・13水害復興記念事業」を行うことにした。

全市挙げた行事とするためにも実行委員会を組織することにしたもので、国定勇人三条市長を会長に数多くの団体などから参加してもらって設置した。

委員は三条市、市国土交通省信濃川下流河川事務所や県三条地域振興局はじめ、市内のロータリークラブやライオンズクラブ、商工会議所や商工会、自治会長協議会や商店街連合会の代表者など30人。午前10時半から市役所で第1回の実行委員会が開かれた、26人が出席した。

先の市長定例記者会見で発表した7月13日の慰霊祭や水害復興記念式典の式次第など具体的な内容、6月14日の五十嵐川チャレンジウォーク、11月1日のさんじょうハーフマラソンなどについて協議し、いずれも事務局の原案通り決めた。

慰霊祭は、五十嵐川が破堤した時刻の午後1時10分から、破堤地点の諏訪地内に設置された五十嵐川水害復興記念公園で開く。

遺族や県知事も招待し、黙とう、式辞、来賓あいさつ、慰霊碑の除幕、代表献花、一般献花を行う。慰霊碑は、市内4つのロータリークラブが、水害後に世界中の同クラブから寄せられた義援金で建立する。

三条市はこれまで毎年7月13日には、河川改修などの復旧を最優先し、黙とうで精一杯の追悼の意を表そうと、市役所などで半旗を掲げ、市民にも呼びかけて黙とうを行っただけで、今回が初めての初めての慰霊祭。三条市長も破堤地点で黙とう、献花する。

水害復興記念式典は、午後2時半から厚生福祉会館体育館で開く。国や県、市内の招待者約1,300人に案内し、一般も入場できるようにする。続いて午後4時からメモリアルコンサートを開き、本成寺保育園児による鼓笛隊演奏、第一中学校、栄中学校、下田中学校による吹奏楽演奏を行う。

実行委員会の最後に国定市長は、各団体の代表者などの委員に、7・13水害を風化させないためにも5年目の節目を有効に訴えることを考えてほしいと求め、各行事に冠をつけるなどそれぞれの取り組みでも元気になっていく三条のアピールに期待した。


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