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新潟大学MOTと包括業務連携協定を結ぶ中小企業大学校三条校で新大派遣講師による「経営トップセミナー」 (2009.6.13)
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3月に新潟大学大学院技術経営研究科(新潟大学MOT)と包括業務連携協定を締結した中小企業大学校三条校(志賀幸夫校長・三条市上野原)は12、13の2日間、新潟大学MOT教員を講師に「経営トップセミナー」を開き、製造業経営者などの受講生は技術と経営を融合させたマネジメントを学んでいる。
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新潟大学MOTが講師を派遣して12、13の2日間、中小企業大学校三条校で開かれている経営トップセミナー
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「MOT」は、「Management of Technology」の略で、技術経営という意味。新潟大学MOTは、平成18年に開設された専門職大学院で、技術と経営の融合に基づく統合的マネジメントの視点から、高度専門職業人育成の必要性に応えるのが目的。ことし3月に三条校と協定を締結した。
三条校、新潟大学MOTとも、ほかの機関と連携で協定を結んだのは初めて。この連携協定は、新潟県を中心に中小企業の課題に適切に対応し、活力ある個性豊かな地域産業の持続的発展に寄与することを目的とする。
その実現のために、両者の資源を活用し、共同で事業を実施することなどを定めており、そのひとつが、今回の経営トップセミナーへの全面協力。新潟大学MOTが講師に教員を派遣している。
新潟大学MOTは、昨年のこのセミナーにも講師を派遣したが、協定締結後は今回が初めて。西口隆新潟大学MOT研究科長はじめ3人の教授と准教授が講師を務める。
講義内容は、「“技術力”を活かすモノづくり企業が目指す道」をサブテーマに、技術力を生かした利益を生み出す仕組みづくり、中小製造業が持続的発展を遂げる方法、技術力を利益に変える経営戦略の考え方など。新潟、富山、石川の製造業の経営者や後継者など19人が受講している。
連携協定締結について中小企業大学校三条校の志賀校長は、新潟大学MOTは、今までは別々に進んできた「経営」と「技術」を一緒に進め、西口研究科長をはじめ民間経験も豊富なので、より実践的な講義ができると期待する。今後は、両者で構成する連携協議会で意見交換し、さらに連携を深めていく。
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