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7・13水害復興記念イベント 「五十嵐川チャレンジウォーク」に市民350人余りが参加 (2009.6.16)
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三条市は14日、7・13水害復興記念イベント 「五十嵐川チャレンジウォーク」を開き、市民350人余りが参加して河川改修工事の終わった渡瀬橋から田島橋までの五十嵐川の河川敷や堤防をゲームやクイズに挑戦して歩いた。
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14日行われた7・13水害復興祈念イベント「五十嵐川チャレンジウォーク」
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昨年は大崎山で開いてる三条市体育指導委員協議会主管のウオークラリー。ことしは平成16年の7・13水害から5年の節目として、復興支援に感謝し、元気になった市内外にアピールしようと、1年を通して行われる7・13水害復興記念事業の一環として開いた。
市内在住か在勤の親子や友人、夫婦など子どもからお年寄りまでが、2人から5人でグループをつくり、107組の351人が参加した。
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最初にクイズでグループ分け
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コースは渡瀬橋−田島橋間の両岸河川敷や堤防の約3キロ。参加者はチェックポイント11カ所でゲームし、出題場所で三条市にちなんだクイズなど19問に答えてゴール。ゲームとクイズの合計得点で上位3組を表彰した。
最初に国定勇人市長は、「生まれ変わった五十嵐川を体感」してもらい、災害発生時の対応をあらためて確認してもらえる機会ににもなればと期待し、「最後まで頑張るぞー!」と気勢を上げた。
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チェックポイントでのゲーム「ビッグボウリングウ〜」
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スタートの合図とともに子どもたちは走り出す一方、親子3世代でゆっくりと歩くグループも。ペットボトルのピンを倒す「ビッグボウリングウ〜」、大声コンテスト「五十嵐川の中心で愛を叫ぶ」などユニークなゲームに挑戦し、河原のあちこちで大きな笑い声が響いていた。
親子4人で参加した岩崎洋一さん(43)=曲渕1=は、7・13水害で自宅が床上50センチ以上も浸水する被害に遭った。それから間もなく5年になり、「生活は元通りになり、落ち着いてきている」、「(水害のことは)忘れたいのもあるし、忘れかけている」と言う。
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トキめき新潟国体のマスコット「トッキッキ」の着ぐるみや国定市長と記念撮影
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水害のときに2歳だった8歳の息子は「ぼく、覚えてるよ。おじさんのももまで水があったし、お父さんの車も沈んだんだよ」。岩崎さんの妻は、新しくなった五十嵐川に「川もきれいになり、雨が降っても安心している。また、子どもたちも元気に遊べます」と明るかった。
渡瀬橋下流の諏訪地内の破堤地点には、五十嵐川水害復興記念公園が建設された。「あそこが切れたとこら」、「あっち側がだめらと思って土のう積んでたら、こっちが切れて…」と水害を思い出す人も多く、ウオークラリーを楽しみながらも、さまざまな思いで7・13水害を振り返っているようだった。
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