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7・13水害から5年目で三条市で初めての慰霊祭、ロータリークラブ寄贈の慰霊碑を除幕 (2009.7.13)
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7・13水害からちょうど5年目の13日、三条市で初めて7・13水害慰霊祭が行われた。五十嵐川の決壊現場に設置された五十嵐川水害復興記念公園を会場に遺族や泉田知事、国定市長らも参列し、水害で失われた9人もの尊い命に手を合わせてとむらった。
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ロータリークラブが寄贈、五十嵐川水害復興記念公園に設置された慰霊碑の前で行われた三条市で初めての7・13水害慰霊祭
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7・13水害復興記念事業実行委員会が主催し、会長の国定勇人三条市長をはじめ、遺族や知事、県の機関、市議、地元関係者など招待者約60人と市民などが列席。午後1時10分に開式し、5年前に堤防が決壊したのと同じ時刻、1時15分に参列者全員で黙とうをささげた。
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黙とうする参列者
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午前中の強い風雨は収まったが、曇り空の下、国定市長の式辞、泉田知事のあいさつに続き、ロータリークラブの寄付で公園に設置した慰霊碑の除幕式を行った。
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泉田知事のあいさつ
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その慰霊碑の前に献花台を設け、水害で亡くなった2人の遺族3人を最初に、泉田知事、県議、自治会関係者などや国定市長が順番に花をささげ手を合わせた。
水害で母親を亡くした遺族の男性は、水害当日の昼ころ、住んでいた新潟市から母に電話したがつながらず、南新保の母の自宅を水につかって訪れた。
家の中はふすまが倒れたり、泥だらけだったりで、母を見つけられなかった。避難所に行っているのだろうと避難所を探し回ったが、後で自宅で亡くなっているのを発見したという。
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分厚い雲が覆った会場
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男性は、水害で犠牲になった9人のことを忘れることなく、安全・安心で誇りのもてる三条市になってほしい話していた。
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