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三条市で7・13水害復興記念式典とメモリアルコンサート、約700人が来場して安全・安心のまちづくりを誓う (2009.7.14)
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三条市は13日、三条市厚生福祉会館で7・13水害復興記念式典を行った。メモリアルコンサートを含めて約700人が来場して復興と河川改修事業がほぼ完成したことを祝い、これまでに寄せられた多くの支援に感謝し、安全・安心のまちづくりを誓った。
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13日行われた7・13水害復興記念式典
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記念式典は式典と市内の園児や生徒によるメモリアルコンサートの2部構成。ステージ両脇に大きなスクリーンを設置してムービーや場内を撮るライブ画像を映し、コンサート会場のような雰囲気のなかで行った。
国、県の議員や機関、県内市長、市内の団体、消防団長、自治会長など招待者約570人と市民など計約700人が参加。三条小学校OBでつくる「三條太鼓 三小相承会」による勇ましい太鼓演奏でオープニングした。「復興へのあゆみ」として河川改修工事映像など上映や市長式辞、市議会議長あいさつ、来賓祝辞、トキめき新潟国体「三条市炬火採火式兼炬火名の発表」などを行った。
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オープニング「三小相承会」の太鼓
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「君が代」や三条市歌の斉唱
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式辞で国定勇人市長は、「決して忘れることのできない5年前の7月13日」に三条市は未曾有の被害を受け、尊い命が犠牲になり、多くの生活と生業の場が消失した惨状は、痛ましい限りだったと振り返った。
あれから5年で河川改修もほぼ完成し、地域の防災意識も確実に向上したことを、国や県、関係機関、団体、全国からの多くの温かい支援に感謝。「復興の陰には、被災された方々の本当に粘り強い取り組みがありました」と敬意を表した。
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三条市・神明宮の伶人による「三条神楽」の鍛冶にちなんだ「宝剣作の舞」
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7・13水害の記憶を決して風化させず、災害に強く、住んで良かったと思える、全国に誇れるまちづくりに精一杯、頑張ることこそが、今のわたしたちに課せられた重要な使命であると、決意を新たにした。
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トキめき新潟国体三条市炬火採火式で火をおこす三条鍛冶集団
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三条鍛冶集団がおこした火をランプに移して場内へ。
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トキめき新潟国体「三条市炬火採火式兼炬火名の発表」では、国体開催にあわせて県内各地で五輪の聖火と同じ「炬火(きょか)」の火をおこしているもので、公募した三条市の炬火名は「“ありがとう”復興支援・感謝の火」に決めたことを発表した。
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三条市炬火リレーで炬火を国定市長へつなぐ
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同会館駐車場で、火おこしのセレモニーを行った。三条市・神明宮の伶人が「三条神楽」の鍛冶にちなんだ「宝剣作」の舞と三条鍛冶集団が火をおこした。
その火をランプに入れて会場内に運び、今秋、三条市内を会場に行われる軟式野球、ウエイトリフティング、馬術、カヌーの4競技の出場経験者4人がトーチに点火した火を受け渡す「三条市炬火リレー」を行い、ステージ上の国定市長に炬火をつないだ。
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メモリアルコンサート
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続いて、午後4時半過ぎに第2部メモリアルコンサートに移り、本成寺保育園園児による鼓笛隊の演奏、第一中学校、栄中学校、下田中学校生徒による吹奏楽演奏を行った。
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