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三条駅での映画『手のひらの幸せ』の撮影現場を国定三条市長が訪問、激励 (2009.7.21)
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歌手の布施明さんが書いた童話を原作に本県で撮影が行われている映画『手のひらの幸せ』。そのロケが20日、JR三条駅で行われ、地元の国定勇人三条市長が撮影現場を訪問して出演者やスタッフを激励した。
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JR三条駅前で左から出演の河合さん、浅利さん、国定市長
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映画は本県オールロケで、7月1日から約3週間、長岡市を中心に三条市や燕市でも撮影が行われている。昭和30年代から40年代が舞台で、高度成長期とは裏腹に親を亡くして必死で生きようとする兄弟の絆を感動的に描く。
20日の三条駅での撮影は午後1時過ぎから行われ、駅前で加藤雄大監督、佐藤ヒデアキプロデューサーをはじめ、主演で弟龍二役の浅利陽介さん、龍二の兄健一役の河合龍之介さんがスタンバイ。その現場に、国定市長が訪れ、監督やプロデューサーにあいさつし、出演者と東京の話などをして「頑張ってください。絶対観にいきます」と激励した。
この日の撮影は、兄健一が三条に住む弟龍二を訪ねてくるシーンや三条から出発するシーン。映画のなかでも「三条駅」の名前で登場するようだ。
佐藤プロデューサーによると、撮影は順調で22日にロケを終わる予定。「あっという間でした」と振り返り、本県での撮影は、人も風土もいい、食べ物もおいしかったと言う。東京でいえば古い時代が残っているし、新潟で撮影が増えていると聞くが、分かるような気がしたと話していた。
また、主演の浅利さんがインタビューに答えた。新潟には上越市にスノーボードで訪れたことがある。長岡市や三条市は初めてで、新潟のイメージは、コメと酒だったが、今回の撮影期間中に栃尾の油揚げや長岡のラーメン、へぎそばなど、いろいろなもの食べた。
なかでも印象的だったのは、「キク。初めて食いました。あれがうまかった」、「山古志の神楽南蛮も、むっちゃ辛くて、でもすっごいうまかった」と、居酒屋で食べたものをあげた。日本酒も好きで、高校生役の制服の衣装を着ての酒の話に「22歳なんで、飲める年齢なんですよ」と笑った。
映画の主演は2度目で、最初は「すごいプレッシャーだった」。「やるっきゃない」と挑戦し、「自分のもてるもの、勉強していくこと、ひらめいたことなどをとにかく一生懸命にワンシーン、ワンシーンを集中していいものをつくろうという気持ちで取り組んでいる」と、この映画にかける思いを話していた。
映画の2010年3月公開予定で、それに先だって本県は同1月に先行ロードショー公開する。
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