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夏の交通事故防止運動の一環で三条署がチャイルドシート取付講習会 (2009.7.30)
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7月22日から31日までの夏の交通事故防止運動の一環で三条署は、30日午後3時半から三条市帯織、あいあい保育所に併設の子育て支援センターでチャイルドシート取付講習会を開き、幼児のお母さん約30人が参加してチャイルドシートの効用や正しい取り付け方を学んだ。
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三条署が開いたチャイルドシート取付講習会でチャイルドシート の取り付け方の診断を受ける参加者
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チャイルドシートは、6歳未満の幼児を車に乗せるときに使用が義務付けられており、適切な取り付け方と使用方法を学んでもらって子どもたちを交通事故の被害から守ろうと、幼児の保護者などを対象に参加を呼びかけて開いた。
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(社)日本自動車連盟新潟支部の職員による講習
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講師は(社)日本自動車連盟(JAF)新潟支部の職員。ダミー人形を使った衝突時の生々しい映像も見せて、チャイルドシートを正しく取り付けることが子どもの命を守るためにいかに重要かを話したあと、駐車場で実際にチャイルドシートを取り付けていた参加者の取り付け方を診断、正しい取り付け方法を指導した。
講義のなかで説明した調査結果では、本県のシートベルト着用率は95.4%と高いが、チャイルドシートの使用率は42.5%で、全国平均の54.8%を10ポイント以上も下回り、全国で42位の低さという。
子どもが泣くからと抱いたまま運転し、事故を起こして子どもを死亡させたケースを説明し、「泣いても、死ぬわけではない」と、子どもの安全のためには、泣いてもチャイルドシートに乗せるか、車を止めてあやすよう求めた。
せっかくチャイルドシートを装着しても正しく取り付けないと抜けてしまうことがある。取り付けはひとりでは無理があり、夫婦など2人で共同で行わないと難しい。実際に参加者が取り付けたチャイルドシートを診断すると、ほとんどの人のチャイルドシートはぐらついた状態だった。
講師の手伝いで取り付け直したお母さんは、「全然動かなくなりました。今度は主人と取り付けてみる」と、がっちりと安定したチャイルドシートの状態に驚いていた。
また、チャイルドシートは、子どもの数×父親や母親、祖父母などの車の台数分あるという人も多く、「子どもの命には変えられない」と1台に3つのチャイルドシートを取り付けた車もあった。
レンタルやリサイクルを利用する手もあるが、数千円から高いものでは10万円を超えるものもあり、経済的負担は大きい。そのため、チャイルドシート購入を補助する自治体もがあるが、三条市にはなく、「そういうのがあると助かりますね」と話す参加者もいた。
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