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「はしの日」の8月4日にことしも県央食協三条支部が三条市・八幡宮ではし供養祭 (2009.8.4)
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語ろ合わせで「はしの日」の8月4日、県央食品衛生協会三条支部(小栗忠夫支部長)は、午前10時半から三条市・八幡宮でことしも「はし供養祭」を行い、大勢の市民でにぎわった。
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「はしの日」の8月4日に三条市・八幡宮で行われた県央食品衛生協会三条支部の「はし供養祭」
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同支部会員など25人余りが参列し、拝殿で長さ約60センチのヒノキのはしを供えて神事を行い、境内に設置した焼納台に火をたき、支部員や市民が持ち寄った使用済みの数百本以上のはしを焼納した。
参列者は、はしをひと握りずつ火にくべて手を合わせ、食べ物を口に運んでくれたはしに感謝するとともに、延命長寿や無病息災を祈った。
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かき氷や焼きそばの配布に行列
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家族や親せきと訪れた三条市南新保の小学4年生の女の子は、小学1年生から使っていた色鉛筆型のはしを持参。「ありがとうの気持ち」で手を合わせたと話した。
はし供養祭は昭和50年に民俗学研究者が「はしを正しく使おう」と提案して始まり、東京・日枝神社の箸感謝祭が有名。三条ではその3年後の昭和53年に当時の三条割烹組合(今の三条総合飲食サービス業部会)有志がはし供養祭を行ったのが始まり。その翌年から三条地区食品衛生協会三条支部(今の県央食品衛生協会三条支部)が毎年、行っている。
また、十数年前からは大勢の市民にも参加してもらおうと、イベントも行っており、ことしも同支部の飲食業を営むプロが調理する焼きそば400食やかき氷350食を無料配付。子どもたちにはスーパーボールすくいも楽しんでもらった。
はしの焼納を行っていた午前11時の気温は27.0度(三条市消防本部調べ)。盛夏の猛暑よりはずっとましだったが、青空が広がって蒸し暑く、炎の熱で焼納台の前に立つとジワッと汗が流れた。
境内はセミ時雨。子どもたちを中心に大勢の市民が焼きそばやかき氷に行列をつくり、さっそく拝殿の下などに腰掛けておいしそうに食べていた。
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