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8日、しただ郷庭月古民家で女優、根岸季衣さんによる一人語り「明日、昔になぁれ!」上演 (2009.8.6)

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NPOしただテラ小屋(遠藤ケイ代表)は、8月8日午後2時から三条市庭月、「しただ郷庭月古民家」で女優、根岸季衣(ねぎしとしえ)さんによる一人語り「明日、昔になぁれ!」を上演する。

NPOしただテラ小屋が8日上演する根岸季衣さんによる一人語り「明日、昔になぁれ!」

NPOしただテラ小屋が8日上演する根岸季衣さんによる一人語り「明日、昔になぁれ!」

代表の遠藤さんは、三条市出身のイラストレーターで、根岸さんとは十数年前にテレビ番組で共演して以来の友人。根岸さんの一人語りを上演するのは、2007年に続いて2回目で、前回は110人余りが来場した。

今回の「明日、昔になぁれ!」は、遠藤さんの原作、脚本。会場の築130年ほどになる庭月古民家を舞台に、人がいなくなった古民家に暮らす不思議な家族の物語から、物を大切にし、暮らしを見直そうとの思いを伝える。

この物語の元となる構想を遠藤さんは以前から遊びで書いていたと言う。ことし正月明けにワークショップを行い、東京の子どもたちから古民家で過ごしてもらった。

子どもたちが興味を持ったのは、昔ながらの刺し子、釜、鍋敷き、しゃもじといった道具をキャラクターにして描いたイラスト。遠藤さんの味わいのあるタッチが温もりをもたらし、ユーモラスでチャーミングな妖怪のようでもある。

さらに遠藤さんは子どもたちに、昔の人はキャラクターした道具や場所に「気」や「命」を感じて、大切に使ってきたことを話した。昔の人たちは買った日付を道具に記すこともあった。

すると、子どもたちの古民家に対する見方が変わった。話の中にも出てきたトイレなどの掃除を丁寧にしてくれ、昔の人たちが物に抱いたありがたさがストレートに伝わった。

その経験からインスピレーションも受けて、台本に書き下ろした。台本を読んだ根岸さんも「おもしろい!」と興味をもってくれたと言い、おとなはもちろん、子どもたちにも来場を呼びかけている。

入場料は、茶と菓子付きで1人2,800円、小、中学生1,400円。小学生未満が無料。チケットの購入や問い合わせは、NPOしただテラ小屋事務局(電話:080-3196-8999)へ。