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三条、加茂の郵便局が実践的な振り込め詐欺防止訓練 (2009.8.13)
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三条市と加茂市の郵便局でつくる郵便局(株)三加地区グループ(スーパーバイザー・坂井信輝三条石上郵便局長)は、安心して郵便局を利用してもらおうと12日、三条郵便局で振り込め詐欺防止訓練を行った。
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三条郵便局で行われた振り込め詐欺防止訓練
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訓練には、同地区グループの17郵便局の局長や職員など約40人と三条署員2人が参加。三条郵便局社員が振り込め詐欺の被害者役となり、窓口カウンターとATMで送金しようとするのを防ぐ対応や警察署への通報を訓練した。
東京でひとり暮らしする30歳の息子を名乗る犯人役が、被害者役の60歳代の母親に「おれおれ」と電話してきて、女性とのトラブルで示談金150万円の送金を求め、窓口業務の終了直前に母親役が振り込みをしようと窓口を訪れたという想定。犯人を息子と信じて疑わない被害者役の迫真の演技に、対応する社員も真剣に説得を続けた。
そのやりとりを局長や社員は、メモを取って聞いた。訓練を見守っていた女性社員は、「お客さまに失礼になるのでは、本当に振り込め詐欺なのかと思うと警察への通報をためらってしまうようなところもあるが、被害に遭われてからでは遅いので、できるだけ声かけをしていくよう意識を高めたい」と話していた。
また、三条署員による訓練の講評では、現実にはさまざまな振り込め詐欺の手口があり、「皆さんの窓口での対応が重要」、「訓練を生かすとともに、おかしいなと思ったら迷わずに連絡してほしい」と適切な対応を求めていた。
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