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7.13水害復興記念を冠した「しただふるさと祭り〜雨生の大蛇祭」に18,000人の人出 (2009.8.24)
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三条市内3地区で最後の夏祭り、下田地区の7.13水害復興記念「しただふるさと祭り〜雨生の大蛇祭」が22日開かれた。雨生の大蛇の行進行列や五十嵐川河川公園でのイベント、花火大会が行われ、昨年を1,000人上回る延べ18,000人(主催者発表)の人出でにぎわい、同地区を流れる清流、五十嵐川とともに終盤を迎えた夏休みの1日を親子連れで楽しんだ。
雨生の大蛇祭は午前8時半に八木神社での神事で始まり、みこし代わりに大蛇を担いだ。大蛇は、長さ約3メートルのモミの木を彫刻して頭部を作り、その後ろにカヤやよしずを巻いて作った胴体部分をつないだもの。全長は約40メートルにもなる。
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架け替えられた白山橋を渡る大蛇
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その頭部に市女笠(いちめがさ)をかぶった笠堀姫がまたがり、地域の若者が大蛇を担いで下田地区内を練り歩いた。
ことしの祭りは、7・13水害から5年目の節目として「復興記念」と冠した。5年前の水害による五十嵐川の増水などで橋が壊れて架け替え工事が行われ、2年前に供用開始した白山橋を初めて行列のコースに入れ、午後1時から両岸で左岸に笹岡地域、右岸で三和地域の住民が見守るなかで大蛇が橋を渡った。
三和地域の男性は、橋がないときは遠回りしてとても大変だったと言い、立派な橋に変わってにぎやかな行進も見られて良かったと喜んでいた。
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五十嵐川で野趣満点のニジマスのつかみ取り
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午前10時から下田大橋下の河川公園で行った開会式では、しただふるさと祭り実行委員会の鳶田会長が開会のあいさつ。続く国定市長は水害での全国からの支援に感謝、元気になった三条市をアピールしてほしいと求め、「きょうは盛り上がってまいりましょう!」のかけ声とともに、地域の団体の出店する模擬店が開店した。
ニジマスのつかみ取り、五十嵐小文治石投げ全国大会、凧揚げ、カヌー教室など、秋の気配を感じさせる青空の下で盛りだくさんのイベントを行った。夕方からは、盆踊りで、午後8時20分から9時までの花火大会がフィナーレを飾り、三条の夏祭りを締めくくった。
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