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9月1日供用開始の三条市槻の森斎苑で竣工式 (2009.8.25)
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9月1日に供用開始される三条市月岡地内に建設された新しい火葬場「三条市槻の森斎苑」の竣工式(火入れ式)が24日行われ、市や用地提供者など関係者70人余りが列席して完成を祝った。
直江町地内の火葬場が昭和34年12月の建設から50年たち、老朽化が著しい。新火葬場の建設は候補地の選定などの問題もあったが、平成11年に月岡地区に建設が打診され、合併後の新三条市では、し尿処理施設、ごみ焼却施設と並ぶ新市の3大プロジェクトのひとつに位置づけて推進。平成19年6月から火葬炉建設工事、20年6月から本体建築工事を行ってきた。
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24日行われた三条市槻の森斎苑の竣工式(火入れ式)のテープカット
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完成した火葬場は、約16,900平方メートルの敷地に建つ鉄筋コンクリート造一部鉄骨造の2階建てで、延べ床面積2,219.9平方メートル。建物は屋根が円形に広がるデザインが特徴的だ。
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5基の火葬炉
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吹き抜けの広々とした入場廊下
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火葬炉は5基で、中央ホール、2室の告別室、最大で4室の待合室、2カ所の待合いロビー、収骨室2室などを備える。屋外には駐車場と、約1,000平方メートルの芝生広場、屋外便所1カ所などがある。工事費は約12.8億円で、用地買収などを含めた総事業費は15億円余り。
午前10時からの竣工式で国定勇人市長は式辞で、「訪れるすべての皆さまから『心安らぐ場』として親しまれますよう、切に願う」と述べ、事業に関係した地元住民や関係者に感謝した。
また、供用開始を前に8月28、29、30の3日間、いずれも午前9時から正午まで新火葬場の市民に公開する。見学の申し込みは不要で、見学したい人は直接、現地へ出向く。9月中旬には敷地内で市民参加による市民の森植樹会を行う計画もある。古い火葬場は8月31日で役目を終え、その後に解体、撤去する。
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