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JAにいがた南蒲でわせ品種の平成21年産米初検査、夏の異常低温でも品質は悪くない (2009.9.10)
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JAにいがた南蒲(吉田文彦代表理事組合長)は9日、三条中央検査場所=三条市柳川新田、三条中央倉庫=で平成21年産米初検査を行い、わせの3品種を検査。早いものでは17日から新米が店頭に並ぶ。
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JAにいがた南蒲が行ったわせ品種の平成21年産米初検査
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コメの販売前に、1等級から3等級までの格付けを行うもので、資格を持つ検査員が、持ち込まれたコメを検査し、判定する。
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検査用の黒いの皿に載せたコメ
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午前9時から行ったセレモニーには、吉田組合長はじめ同JA関係者、検定協会の検査員31人などが出席。吉田組合長は、「生産者は1年間、いろいろな天候のなかで一生懸命育てたコメ。また、われわれにとっても指導など生産者と1年間、一緒に取り組んできたことを忘れずに」、「しっかりと気を引き締めて検査にあたってほしい」とあいさつした。
この日、同検査場所に持ち込まれたコメは1袋30kg入りで、三条地区で生産された「こしいぶき」422袋と「ゆきん子舞」128袋のうるち米2種と、もち米の「わたぼうし」96袋の計646袋。
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コメ袋に穀さしを刺してコメを採取
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それぞれの袋に、「穀さし」という金属製の棒を挿して約1,000粒の検査用のコメを採取し、4人の検査員が検査。黒や白の検査用の皿に入れてコメの色やにごりや形、カメムシの影響などを目視し、水分測定器で水分量などの検査をして判定した。この日の検査では、うるち米2種は1等で、もち米の一部が2等の格付けだった。
7月中の日照不足で品質低下が心配されたが、8月に入って回復したこと、さらに高温障害はなく、カメムシによる被害も規格内であり、品質は悪くないとのこと。
同JAでは、これから毎日、持ち込まれるコメの検査を行う。全体の7割を占める主力のコシヒカリの持ち込みは20日前後からとみており、10月10日ころまでコメの検査は続く。
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