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三条消防が防災ヘリなしを想定して下田地区で山岳救助訓練 (2009.9.11)
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入山が増える秋の行楽シーズンを前に三条市消防本部は11日、三条市・八木ヶ鼻の登山道駐車場から山頂で平成21年山岳救助訓練を行った。
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三条市消防本部の平成21年山岳救助訓練で山を登って救助に向かう隊員
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毎年行っている山岳救助訓練。防災ヘリコプターで要救助者をつり上げる訓練が恒例だったが、現実には夜間や荒天で防災ヘリが飛べないことも多く、今回は初めて防災ヘリなしを想定し、自力で下山する救助方法で訓練した。
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資機材を背負って救助に向かう
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実際に今春、下田地区で山菜採りの女性が沢に転落した事故で、同本部は夜間、防災ヘリなしで救助に出動。歩いて救助者を捜索、下山しており、それを教訓とした訓練でもある。
訓練は、遊歩道で転んでけがをし、動けなくなった男性が救助を求めているが、防災ヘリは来られないと想定。同本部の下田警防隊と救急隊の7人、本署救助隊8人、指揮隊3人の計18人が参加して行った。
隊員はそれぞれ救助に必要な資機材を背負い、八木ヶ鼻駐車場から二手に分かれて出発。一方は山頂を目指して縦走、もう一方は北五百川登山口へ移動してから縦走した。
山頂付近でダミー人形の要救助者を見つけると、救急隊が観察や応急処置を行い、担架に乗せて搬送。立木を利用してロープを結んだブリッジ線に滑車で担架を取付け、隊員が介添えをしながら要救助者を駐車場まで降ろした。
同本部の山岳救助訓練は、下田地区や栄地区、大崎山など毎回、訓練場所を変えて行っており、今後も継続的に訓練を続けていく。
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