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日本ボーイスカウト新潟連盟燕第1団が発団50周年記念行事で半世紀の歴史の節目を祝う (2009.9.13)
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昭和34年に発団した日本ボーイスカウト新潟連盟燕第1団(黒田玲映団委員長・25人)は12日、発団50周年記念行事を行い、発団から半世紀の節目を祝った。
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日本ボーイスカウト新潟連盟燕第1団発団50周年記念行事でボーイスカウト新潟連盟の斉藤理事長から50年旗や50年授の授与
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燕市大曲河川公園で行う計画だったが、雨降りで福勝寺本堂に会場を移した。来賓や同団の関係者と加茂、弥彦、長岡などの友団から約90人が出席し、午後5時から夕食会とスライド上映、6時から記念式典を行った。
記念式典では、キャンプファイアーに見立てた疑似営火を本堂の中央に組んで点火。参加者は営火を囲み、連盟歌や団歌の斉唱、50年旗授与、表彰などを行った。
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疑似営火を囲んで連盟かや団歌など斉唱
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50年旗授与は、緑色の50年旗をボーイスカウト新潟連盟の斉藤真憲理事長から黒田団委員長に手渡し、ボーイスカウト隊とカブスカウト隊の旗それぞれに緑色のひもで編んだ50年授を結んだ。
表彰では新潟連盟長の泉田裕彦県知事名の感謝状を3人に、燕第1団からの感謝状を8人に贈った。続いて、本堂の電気を暗くしてキャンプファイアーの雰囲気で営火を囲み、全員で歌を歌って50周年を祝った。
発団30周年記念誌「30年のあゆみ」によると、同団発団のきっかけは、昭和33年に新潟と佐渡で開催された北信越大会に参加したボーイスカウトと発団に尽力した当時の燕市防犯委員の故竹内正衛さんが列車に同乗したことに始まるとある。
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あいさつする黒田団委員長
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足の悪い竹内さんに、そろいの服を着た子どもたちが席を譲ってくれた。その子どもたちは席が空いてるときだけ座り、立っている人がいるとそのたびに自分たちが立ち、席を譲っていた。
竹内さんがほうびにと菓子をあげると、子どもたちはその場で食べずにリュックに入れた。なぜ食べないのかとたずねると、「この先でキャンプを張っており、そこに帰って友だちといっしょに頂きます」と答えた。この子どもたちがボーイスカウトの隊員と聞き、燕市の青少年の不良化防止のためボーイスカウト隊の結成を決めたという。
黒田団委員長によると、同団は多いときで120人が在籍した。毎年、日本ジャンボリーへの参加など、活発に活動し、新入団員も募集している。50周年を機に「再出発の一歩としたい」と大きな節目に新たな気持ちでのぞむ。この日の感謝状受賞者は次の通り。敬称略。
【新潟連盟】▲大泉昭一▲大泉米▲大泉昭栄
【燕第1団】▲堀川堅二▲平瑤子▲土田高義▲土田達穂▲神保富雄▲鈴木伸吾▲田中克行▲高橋清二
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