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パッチワークキルト作家、小林典子さん主宰工房「絵舞」など教え子の作品展 (2009.10.3)
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パッチワークキルト作家の小林典子さん=三条市北新保2=が主宰する工房「絵舞(えむ)」と小林典子教室の作品展「生命の木〜活力ある日々に向けて」が、2日から4日までの3日間、弥彦村総合コミュニティーセンターで開かれている。
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4日まで弥彦村総合コミュニティーセンターで開かれている作品展「生命の木〜活力ある日々に向けて」
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小林さんが主宰する三条、燕、加茂の3市で計5カ所の教室と、小林さんが講師を務めた公民館主催パッチワーク講座を修了した人が勉強を続けたいとつくったクラブ、三条市嵐南公民館1クラブと燕市中央公民館の2クラブの合同作品展。合わせて約70人の教え子が製作した約200点を展示している。
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「生命の木」がモチーフの小林さんの作品
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食卓を思わせる作品
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即売コーナー
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作品展は毎年のように開いているが、今回は5年ぶりに同センターで開く大規模な作品展。多目的室には、ベッドカバーサイズの大作が並び、パターンの繰り返しやハワイアンキルト風、古い和服の生地を生かした作品や絵画のような表現の作品など、パッチワークキルトの多様な手法を見せる。
吹き抜けの通路や2階部分も立体的な空間を生かして作品を配置。加茂市伝統のあい染めの加茂縞(かもじま)の生地と現代布を組み合わせた教え子の競作や実用性のあるバッグも。販売コーナーでは、教え子の作った小物入れやはさみケースを販売している。
小林さんの作品は5点。メーンは大作のタペストリーで、作品展のタイトルにもした「生命の木」を表現。赤いトーンの中に真っすぐ立つ一本の木を描き、その周囲をハートが舞う作品で、小林さんがずっとこだわるハートのモチーフは、教え子の作品にも多く見られる。
ほかに小林さんは、重ねた布を模様の形にくり抜いて下の布を見せるパナマの「モラ」と呼ぶ手芸の手法を生かした作品や、パッチワークのテーブルクロスの上に布で作ったパイナップルやサンドイッチ、ハンバーグ、洋ナシなどを並べて食卓を演出したアイデアも。
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モラの技法を生かした小林さんの作品
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来場者は親子連れから年配の人まで幅広く「こんなの、お母さんも作ってみたい!」と、どっちが子どもかわからないほど目を輝かせて娘と話すお母さんもいる。最終日4日は午前10時から午後5時まで。
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