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JAにいがた南蒲が約1カ月で回収したペットボトルキャップ14,000個を世界の子どもたちへのワクチンに (2009.10.20)

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ペットボトルのキャップを集めて世界の子どもたちにワクチンを届ける活動に賛同し、9月から支店など全施設でペットボトルのキャップを回収している三条市・JAにいがた南蒲は15日、約1カ月間に回収したキャップ14,000個を業者に搬入した。

JAにいがた南蒲本店でペットボトルキャップを取りまとめる女性部正副部長と職員

JAにいがた南蒲本店でペットボトルキャップを取りまとめる女性部正副部長と職員

ペットボトルのキャップを400個10円でプラスチックのリサイクルメーカーに引き取ってもらい、ワクチン代としてNPOの「世界の子どもワクチンを日本委員会(JVC)」に寄付し、同NPOがポリオワクチンを必要とする世界の子どもたちに届ける。1人分のワクチンは約20円でキャップ800個分という。

同時に、ペットボトルのキャップをはずすことで、ペットボトル本体の再資源化率を高め、焼却処分が減ってCO2削減に貢献するねらいもある。

県内のJAグループは、昨年からこの運動に取り組んでいる。キャップを回収して見附市内のプラスチック加工会社に引き渡し、その収益を横浜市のNPO法人エコキャップ推進委員会を通じて寄付している。

集まった色とりどりの山のようなキャップ

集まった色とりどりの山のようなキャップ

JAにいがた南蒲では、ことし9月にキャップの回収をスタートした。焼酎の2Lペットボトルを再利用してキャップの回収ボックスを制作。管内の三条、見附、加茂、旧中之島、田上にある21店や2つの営農センターの窓口に設置し、職員や市民にキャップの持ち込みを呼びかけている。

15日で活動開始から約1カ月になり、全施設に寄せられたキャップを本店に集めた。その数14,000個にのぼり、重さで約35kgにもなった。

同JA女性部(会員約600人)の橘綾子会長と副会長2人、職員2人で、取りまとめを行い、キャップのシールをはがしたり、汚れを洗い落としたりして、見附市の業者に持ち込んだ。

今後も活動を継続する考えで、「各支店の窓口にキャップを持ってきてもらえるとありがたいですね」と市民にも協力を呼びかけている。同活動に関する問い合わせは、JAにいがた南蒲生活福祉課内の女性部事務局(電話:0256-39-7011)へ。


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