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今年度で閉校の燕高校のグラウンドで同校ラグビー部OB・OG会がOB戦、今後は毎月ゲームを実施 (2009.10.27)

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今年度末の来春3月で閉校する県立燕高校のラグビー部OB・OG会=平原靖会長・会員約200人=は24日、同校グラウンドで毎年恒例のOB戦を行い、会員約30人が参加して「燕高校」としてのグラウンドでは最後となったOB戦に汗を流した。

来春に閉校の燕高校グラウンドで行われた同校ラグビー部OB・OG会のOB戦

来春に閉校の燕高校グラウンドで行われた同校ラグビー部OB・OG会のOB戦

燕高校は昭和50年、旧小中川小学校校舎を活用し、県立燕工業高等学校の小中川分校として始まり、52年に小中川分校を仮校舎に普通科として「県立燕高等学校」が創設、開校した。

翌53年に燕市灰方に新築した現在の校舎に移転。平成17年に同校校舎を利用した中高一貫校の燕中等教育学校が開校し、県の高校再編で今年度で閉校することになった。

ラグビー部は、昭和55年の創部。県央地域唯一のラグビー部だったが、平成19年度の卒業生が最後の部員となり、閉校より早く幕を閉じた。

同部のOB・OGは、200人余り。毎年、同校グラウンドなどでOB戦を行い、同部の伝統を守り、卒業後も交流を続けている。

ゴールポスト下で参加した会員で記念撮影

ゴールポスト下で参加した会員で記念撮影

ことしは午前中に同校で行われた閉校式典にあわわせて午後2時から行った。46歳の第1期生から平成13年卒の27歳までの30人余りが参加し、2チームに分かれて7分3本の試合を行い、高校生当時の気持ちに返ってグラウンドを走った。

曇りで肌寒い日だったが、試合が始まるとたちまち顔を赤くして汗を浮かべ、なかには息を切らして座り込む人も。「昔とは違って、タックルするのにちゅうちょする」と年齢を実感させられることもあったが、「試合ができるのは、ここだけなので楽しい」と目を輝かせていた。

平原会長は、旧燕市の燕工業高校が合併して新潟県央工業高校になり、燕高校の閉校で旧燕市に高校がなくなることに「卒業した学校がなくなるのは非常に残念」。それでも同会の名称などに「燕高校」の名前を残していきたいと話していた。

今後も同校のグラウンドを借りられることになり、同会は今後も降雪期を除く毎週日曜の午前中にゲームを行うことに。会員に限らず、ラグビーに興味や経験のある人にも気軽な参加を呼びかけている。