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三条市の学校給食にこの冬も恒例の西洋ナシ「ル レクチエ」が登場 (2009.12.1)
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三条市は、学校給食に地場食材を積極的に取り入れている。12月は、果樹産地の同市大島地区でとれた今が旬の西洋ナシの高級品種「ル レクチエ」がデザートとして献立に登場し、子どもたちに喜ばれている。
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三条市内の学校給食の12月の目玉、デザートの「ル レクチエ」
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同市では、7、8年前から学校給食に「ル レクチエ」がお目見え。合併後は下田地区や栄地区も含めて市内33の小中学校と保育所の給食の献立に入れている。
三条産の和ナシやブドウは、品種が多く、収穫期が長いので年に数回、献立に登場するが、12月に出荷が集中する「ル レクチエ」は年1回のお楽しみ。ことしは12月1日と3、4日の3日間に分けて、市内すべての33小中学校の給食に並ぶ。
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「ル レクチエ」を味わう大崎小学校の1年生
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1日は三条学校給食共同調理場の調理分で給食に登場。そのうちのひとつ、大崎小学校(丸山修校長・児童709人)でも児童が旬の味を楽しんだ。
この日の献立は地元産のサツマイモを使ったサツマイモカレー、カブのサラダ、福神漬け、牛乳、そして「ル レクチエ」。1年生の教室では、カレーライスなどを食べたあとに教諭が、デザートは三条でとれた果物と紹介してから、6等分くらいの黄色い皮の付いた「ル レクチエ」を味わった。
数人の児童はこの日が「ル レクチエ」初体験で、「ふつうのナシと全然違う、すごく甘かった」と感激。味を知っている児童も「甘〜い!、柔らか〜い!」、「いいにおいがする!」と、教室は甘い香りと児童の笑顔があふれていた。
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学校給食用に出荷される大島産の「ル レクチエ」
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「ル レクチエ」は収穫から約40日の追熟を経て出荷される。生産者によると、「ル レクチエ」は食べごろの少し前に出荷するが、給食用は「可食」と呼ぶ最もおいしい状態でで出荷するため、管理が難しいが、地元の子どもたちにおいしい物を食べてほしいとの思いで出荷しているという。
そんな話を聞いた児童たちは、「え〜、緑色のうちにもぐの?、見てみたい!」、生産者の思いに1年生ながら「ありがたいな〜」と腕を組み、感謝していた。
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