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三条市が新たな公共交通社会実験をスタート、利便性も向上 (2009.12.8)
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国定勇人三条市長は8日の定例会見で、前日7日に開始した新たな公共交通社会実験をはじめ、新通川と島田川の河床掘削、移設発掘調査速報展について話した。
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新たな公共交通社会実験のパンフレット
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新たな公共交通社会実験は、三条市地域公共交通協議会(会長・国定市長)が昨年度から行っている下田地区デマンド交通社会実験などの運行内容を見直して行っているもの。
下田地区デマンド交通社会実験と三条地区の市街地デマンド交通社会実験を見直し、井栗地区コミュニティバス運行を新規で行い、さらに地上波デジタル放送活用社会実験の準備の4つを進めている。
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会見する国定市長
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市街地デマンド交通社会実験の見直しは、三条地区の「循環バス『ぐるっとさん』見直し実験」をこれまで運行していた小型バスから通常のタクシー車両に変更し「タクシー車両を利用したバス停間デマンド運行」とした。
さらにバス停を昨年より14カ所増設して102カ所に。予約はこれまでの「2時間まで」から、「乗車1時間前まで」対応でき、利用しやすくした。
市街地デマンド交通は、事前に登録すれば誰でも利用できる。利用料金は1回300円で、2人以上での予約は1人1回200円、小学生以下は半額。運行時間は、平日の午前8時から午後6時まで。土、日曜と祝日、正月三が日は運休する。
利用するには、1時間前までに市内5つのタクシー会社のいずれかに電話し、名前、電話番号、利用したい日時、乗るバス停、降りるバス停、人数を伝えて予約。予約した時間までに乗るバス停に行く。
下田地区デマンド交通社会実験は、ジャンボタクシー車両を利用したデマンド運行と長沢駅跡から定期バスに乗り換えるバス車両を利用した定時定路線運行を組み合わせた運行。実験期間は国の補助の状況によるが、来年3月末までの予定。市街地デマンド交通に関する問い合わせや登録は市環境課防犯・交通係(電話:0256-34-5511、内線255)へ。
新通川と島田川の河床掘削は、県三条地域整備部が実施するもので、新通川の三栄橋から宮浦橋付近と大野橋から井面橋付近の延長410m、島田川は南小学校屈曲部付近の延長200m。工事期間は平成22年1月から3月までの予定。
遺跡発掘調査速報展は「大昔の三条をさぐる」をテーマに12月9日から来年1月17日まで三条市歴史民俗産業資料館で開かれ、12月13日と来年1月10日のそれぞれ午後2時から展示説明が行われるほか、12月13日に勾玉(まがたま)作りとオリジナル遺跡ポストカード作り、来年1月10日に縄文クッキー作りとオリジナル遺跡パズルのイベントも行われる。
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