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佐々木農水政務官が三条市を訪問、市内農業関係者と意見交換 (2009.12.16)

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農林水産大臣政務官の佐々木隆博政務官が15日、三条市を訪れ、民主党の政権公約の目玉のひとつで全国のコメ農家を対象に来年度新しくスタートする国のモデル事業、戸別所得補償制度について三条市の農業関係者らと意見交換した。

 三条市を訪れた佐々木農水政務官と市内農業関係者の意見交換

三条市を訪れた佐々木農水政務官と市内農業関係者の意見交換

この制度は、農作物の販売価格が生産費を下回った場合、差額を戸別に補償し、農家の経営安定などを目指すのが目的。来年度はコメ農家が対象で、再来年度からコメ以外のいくつかも対象になることが見込まれる。

三条市では、コメ以外に転作している栄地区のダイズなどを栽培する農家が対象にならないことで発生する問題点や農家の規模などを問題とした実態を11月に陳情していた。

意見交換には、佐々木政務官と地元の菊田真紀子衆院議員、農林水産大臣政務秘書官、北陸農政局長など9人、参集者として国定勇人三条市長、吉田文彦JAにいがた南蒲組合長、阿部銀次郎市議をはじめとする農業者ら計12人が出席した。

菊田衆院議員と佐々木政務官

菊田衆院議員と佐々木政務官

佐々木政務官は戸別所得補償制度を説明。来年度はコメ農家だけが対象のため、その1年後に実施しようとするほかの農作物とのひずみなどの問題は、ほかでも聞いており、問題意識は共有しているつもりと理解を求めた。

市内の農業者は、現状を伝え、担い手の支援策、安心してダイズを作れる環境づくりなどを求めた。

懇談は1時間半近くに及び、佐々木政務官は農業者らの意見や質問に、その場で答えられるものは回答。「自然に担い手が頑張っていけるようにしたい」、集落営農や農業法人を否定するのではなく「個人経営が成り立つような仕組みをベースにつくりたい」とも話していた。

佐々木政務官は、このあと上越市での意見交換会に出席し、富山県に向かった。