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多くの死傷者を出した雑居ビル内での飲食店での火災を受けて三条市消防本部が88施設を緊急立ち入り検査、防火安全対策を徹底 (2009.12.18)
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11月に静岡のマージャン店と東京の雑居ビル内飲食店の火災で多くの死傷者が出た惨事を受けて、三条市消防本部では11月末から管内の雑居ビルやマージャン店88施設を対象に緊急立入検査を行い、防火管理体制を検査、指導している。
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三条市消防本部が行っている雑居ビルやマージャン店を対象にした緊急立ち入り検査
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麻雀店火災では死者4人、負傷者3人、雑居ビル内飲食店でも死者4人、負傷者12人の被害があり、消防庁は全国の消防機関などに「雑居ビル内の飲食店における火災を踏まえた防火安全対策の徹底について」を通知した。
これを受けて三条市消防本部でも緊急立入検査を行っている。主な指導項目は、防火管理体制や火気使用設備の指導をはじめ、カーテンやじゅうたん、のれんや装飾幕などについて防炎性能のある物品の使用など、火災発生時の被害拡大につながる内容が重点だ。
雑居ビルの持ち主や店主などの立ち会いのもとで、消防職員が検査や指導を行っている。検査を受けた雑居ビル内のスナック店主は、ビルの管理者により毎年1回、火災報知機や非常灯などの点検は受けているが、「こうやって(消防職員に)見てもらえると、なおさら安心です」と話している。
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