燕市小高の県央研究所新社屋で初めてイルミネーション灯る (2009.12.20)

民間検査・研究機関の(社)県央研究所（高野貞子理事長）は、10月に燕市小高地内に完成した新社屋の壁面などを利用してイルミネーションを設置し、17日から来年1月4日までクリスマスツリーを思わせる光りの演出で目を楽しませてくれている。

県央研究所新社屋を初めて飾るイルミネーション

新社屋は、中ノ口川に架かる佐渡橋から三条方向に向かい、チャレンジャーの道路をはさんだ向かい側の奥。左手のコンビニエンスストアの角を左折し、店の裏をさらに左折したところにある。

イルミネーションは、4階建ての新社屋の屋上1点から20本近いイルミネーションのラインを放射状に垂らし、離れてみると巨大なツリーのように見える。さらにその手前の設けた丘に立つ樹木もイルミネーションで飾っている。

雪の降るなかで華やかな光りが映える

新社屋の完成を待たずに5月に亡くなった故高野雅志前理事長は、新社屋に「ドリームヒルズ」の愛称をつけた。「地域の人たちが、いつでも気軽に訪ねてきてくれるような研究所でありたい」、「みんなに愛される研究所でありたい」との願いを込めた。社屋わきの丘は「地域の人に活用してもらえる丘」として設置した。

人と人との出会いを大切にした高野前理事長の遺志を継ぎ、新社屋の完成に至った同研究所に対する関係者や地域への感謝の気持ちや地域への縁を大切にしたい、不況の世の中を明るくあたたかな光で元気づけようと、イルミネーションの設置を企画。同研究所の考えに賛同した取引先など県内外の45社・団体が協賛金やイルミネーションの提供などで協力して実現した。

イルミネーションは、自動タイマーで日没から午後9時ころまで点灯する。また、期間中は同研究所の駐車場を開放しているので、近隣などに迷惑にならないようマナーを守ってもらい、「ドリームヒルズ」の光を楽しんでもらえればと鑑賞を待っている。