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三条市内33小中学校すべてがそろって2学期の終業式、新型インフル流行で授業時数が足りない5校が冬休みを1日短縮 (2009.12.24)
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三条市内33小中学校すべては24日、そろって2学期の終業式を行い、冬休みに入った。ことしは新型インフルエンザで学級閉鎖などの措置が行われて授業時数が減ったため、5校はほかの学校より1日早く7日に3学期の始業式を行う。
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三条小学校で行われた2学期の終業式
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2学期は市内小中学校で新型インフルエンザが流行し、学級閉鎖や学年閉鎖が相次いだ。それに伴って授業時数が減った分、1日5時間の授業を6時間にするなどして調整してきたが、それでも足りなかったため、一ノ木戸、四日町、条南、南の4小学校と下田中学校の5校は、冬休みを1日早く切り上げることにした。
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雪にすっぽりと覆われたグラウンド横目に下校する児童
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三条小学校(金子周一校長・児童140人)では、冬休みは例年通り1月7日までの14日。3時間目まで各教室で冬休みの指導の学活や清掃をし、児童に通知表を渡したあと、体育館で終業式を行った。
児童はコートやダウンパーカの帰り支度で整列。金子校長はあいさつで、冬の寒さに耐え、寒そうにも見える樹木は、春に葉やきれいな花を咲かせるための準備をしており、児童が2学期に一つひとつ頑張ってきたことは、立派な人間になるための準備と例えた。
さらに、人間は木や昆虫と違って振り返ることができる、冬休みには2学期を振り返る時間もあるといいと提案した。
冬型の気圧配置がゆるんだとはいえ、午前9時の積雪は16センチ、11時の気温は5.8度(三条市消防本部観測)で、火の気のない体育館は冷蔵庫のような寒さだったが、児童たちは元気よくことし最後の校歌を歌い、大きな声で「さようなら」のあいさつをして下校。低学年の児童は見送る金子校長に「校長先生、また来年!」と、楽しいクリスマスや正月のある冬休みを楽しみにしているようすで声を弾ませていた。
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