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15日も強い冬型が続き、最高気温は0.3度、積雪は39センチに (2010.1.16)
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15日も強い冬型の気圧配置が続き、三条市では午後から雪が強まり、最高気温は0.3度にとどまる厳しい寒さだった。
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三条市林町地内の信号機、赤が点灯しているが、雪が覆いかぶさって何も点灯していないように見える
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三条市消防本部の午後5時までの毎正時の観測では、最低気温は午前1時の−1.8度で、最高の0.3度は正午に観測で、氷点下にならなかったのはこのときだけだった。積雪は午前9時の35センチから午後5時には39センチに増えた。
この雪で信号機のフードに雪が積もり、灯器が見えにくくなった場所では、この日、警察官が雪を落とす作業を行った。積雪のある本県の信号機は、雪が積もるスペースが最小限となる縦型を基本に設定されている。
しかし、設置場所の条件などから例外的に横型が使われるが、三条市では、弥彦線の高架下に設置されている信号機は、視認性に配慮して横型が設置されている。
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雪落とし棒で信号機の雪を落とす警察官
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今回のような大雪では、フードに積もった雪がフードの下に回り込んで灯器を隠し、赤や青の色が見える部分が小さくなり、林町地内などでは赤の灯器がまったく見えなくなる所もあった。
三条署が雪落としに使ったのは、その名もずばり「雪落とし棒」。カー用品のスノーブラシの柄を長くしたようなもので、柄は伸縮式で長さが4.5mほどまで延び、先端に四角いパネルのような部分で雪を払い落とすだけだ。
作業をしていた警察官によると昨冬、三条市では雪落としの作業の出番はなかった。この冬は前日にも雪落としを行ったが、久しぶりのことと話していた。また、魚沼など豪雪地に行けば毎年のことで1日中、信号機の雪落としが必要な日もあると話していた。
ただ、信号機の光源は電球からより光の強いLED(発光ダイオード)への交換が進んでいる。LEDは電球より消費電力が数分の1と小さく、当然、発熱も少ないはずで、光源の熱が信号機に積もった雪をとかすという面では、LEDの方が効果が小さいと予想され、その点では信号機に雪が積もりやすくなっていると見られる。
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