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節分3日に三条市・本成寺で節分会の鬼踊り、この冬いちばんの寒波に見舞われたものの1万人の人出 (2010.2.3)
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「節分」の3日、三条市・法華宗総本山本成寺(椿沢日寿貫首)は恒例の節分会を行い、名物の鬼踊りを披露した。氷点下の厳しい冷え込みに見舞われ、人出は昨年の半分の約1万人(主催者発表)にとどまったが、本堂は鬼の怒声と子どもの泣き声が響くにぎやかさなかで善男善女の厄を払った。
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3日行われた本成寺節分会の鬼踊り
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「立春」前日の春を呼ぶ行事だが、最高気温が−0.5度(三条市消防本部の毎正時の観測)のこの冬いちばんの寒波に見舞われ、戸を開け放った境内に雪が冬き込む荒天だった。
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木剣を打ち鳴らして厄災を払う山内寺院住職
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鬼踊りは午後1時と3時の2回。椿沢貫首はじめ山内寺院住職が読経、参拝者の頭上で木剣を打ち鳴らして厄災を払い、ドラの音が響くと鬼踊りの始まりだった。
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皮切りに豆を投げる椿沢貫首はじめ
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金棒やのこぎり、まさかりなど金物の町三条にちなんだ道具を持った鬼と三途川婆(そうずかば)が本堂に作った舞台に上がり、口上にあわせて鬼踊りを披露した。
鬼の登場と同時に泣き出す子どももあったが、鬼に頭をなでてもらおうと親はおかまいなしにわが子を鬼に差し出していた。
鬼たちが大暴れしたあとに、椿沢貫首の「福は内!」の声を合図に、ダイズの入った升をもった参拝者が一斉に鬼に向かって豆まき開始。ばらばらとあられのように降る豆と僧兵に懲らしめられて鬼は退散。
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参拝者の間をぬって境内を鐘楼堂へ向かう鬼
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雪の降る境内を参拝客らにもみくちゃにされながら、鬼たちは鐘楼堂に進み、一発ずつ鐘を突いて改心した。
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