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三条で陽風会が13、14日と新春盆栽展、春本番を急かすようにボケの花やフキノトウも (2010.2.13)
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三条市内の盆栽愛好家でつくる陽風会(土田義郎会長)は13、14の2日間、三条市中央公民館で新春盆栽展を開き、会員が手がける盆栽を18席に展示している。
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13、14日と三条市中央公民館で開かれている陽風会の新春盆栽展
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会員1人がタケで仕切った1席を担当。主木の盆栽を卓に載せ、となりに添え物の草物や水石などを地板に載せて飾っている。
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新春盆栽展に開花を間に合わせたボケの花
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常緑のゴヨウマツやヒノキなどをはじめ、花を開いたウメやボケ、つぼみをつけた野バラやサツキ、ユキヤナギ、枯葉を残すブナ、枝ぶりを楽しむ新緑の前のヤマモミジなど、さまざまな趣の盆栽が並ぶ。
初日13日は次々と市民が訪れ、会員が丹精込めて育てる盆栽をじっくり鑑賞。自然界はまだ冬のただ中だが、会場にはさわやかなウメの花の香が広がる。ボケの淡いピンク色と白い花は、20日かけて盆栽展に開花を間に合わせた。黄緑のフキノトウはみずみずしく一足早い春も味わっていた。
別の行事で同公民館を訪れた女子高校生も会場に足を運び、数センチサイズの鉢につくられたマツなどのミニ盆栽に「かわい〜!」と声を上げていた。
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フキノトウ
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陽風会の会員は60歳代から70歳代の男性ばかり23人。盆栽は、草木を鉢に植えて、枝ぶりや葉、幹、根、鉢との調和、姿全体などを鑑賞するが、自然に見られる大木の姿を鉢の上で縮小サイズで再現することを目指している。
2、5、10月の年3回、盆栽展を開いて時季にあわせた盆栽を出品して市民から盆栽を鑑賞してもらうとともに、会員で意見交換し、感性を磨く場にもなっている。
14日は午前9時から午後4時まで、入場無料。会場では、盆栽の管理方法などの質問も受けており、気軽な来場を呼びかけている。
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