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三条税務署が加茂市の元五輪選手の齋藤夫妻による初めて「e-Tax」体験で確定申告の電子申告をPR (2010.2.15)
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16日始まる所得税などの確定申告受け付けを前に15日、三条税務署は加茂市体操センターで、体操と新体操の元五輪選手で加茂市在住の齋藤良宏さん、(旧姓松永)里絵子さん夫妻から国税電子申告・納税システム「e-Tax(イータックス)」による確定申告の体験をしてもらい、いつでも簡単にインターネットを利用した申告ができる「e-Tax」の利用をPRした。
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三条税務署が初めて行った「e-Tax」体験で電子申告に挑戦する元五輪選手の齋藤夫妻
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良宏さんは、体操でシドニー五輪出場、北京五輪日本チームのコーチを務めた。昨春、新潟経営大学の助教授となり、同大学の体操の監督就任のために夫婦で加茂市へ移住。里絵子さんは、シドニー五輪の新体操個人に出場、今は新体操FIG国際審判資格を取得して国内や世界で活躍するほか、地元で加茂市体操トレーニングセンター指導員や加茂体操クラブの子どもたちも指導している。
この日は午前11時半に2人が愛用のノートパソコンを持参してンターネットに接続。国税庁ホームページの「確定申告書作成コーナー」を開き、同税務署員の説明にしたがって名前や住所、給与収入などを入力し、10分ほどであっさりと操作を終わった。
2人とも「e-Tax」の利用は初めて。良宏さんは入力作業に真剣な表情だったが、「最初は不安だったが、波に乗ればさらさらとできた」。里絵子さんは、手書きの申告で計算間違いかから修正申告をしたこともあると言い、「自動的に計算してくれるので、やりやすく、わかりやすく、便利だなと思いました」と2人とも「e-Tax」の有益性を実感していた。
三条税務署によると、「e-Tax」は平成16年2月に名古屋国税局管内で導入が始まり、本県は同年6月からの導入。平成20年度の全国の所得税の確定申告の「e-Tax」利用率は31.1%で、平成25年度に65%まで上げるのが目標。同税務署でさらに周知しようと今回初めて「e-Tax」体験を行った。
「e-Tax」で申告すると、国税庁ホームページから電子申告、最高5,000円の税額控除、添付書類の提出省略、還付金がスピーディーなどの特典がある。利用するには、電子証明書の取得、ICカードリーダライタ購入などの準備が必要。
また、三条税務署では、2月8日から3月15日までの土、日曜と祝日を除く毎日、午前9地から午後4時まで、三条・燕リサーチコアで申告相談会を開いている。問い合わせは、同税務署(電話:0256-32-6221)へ。
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