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三条市の二七の定期市に冬限定で下田産のサツマイモを使った「焼きいも屋」さん (2010.2.17)

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三条市の二七の定期市に、1月から冬限定で下田産のサツマイモを使った「焼きいも屋」さんが出店。口コミで人気を集めている。

二七の定期市に出店する熊倉さんの「焼きいも屋」さん

二七の定期市に出店する熊倉さんの「焼きいも屋」さん

出店しているのは三条市新屋、睦農園を営む農業熊倉睦さん。午前8時過ぎころから昼前まで店開き。下田地区で育てたサツマイモを、「下田産 サツマイモ」と書いた軽トラックに積んだ焼きいも製造器で焼きいもにしている。昔ながらの「ピーッ」という音を鳴らし、香ばしく甘い空気が漂う。

軽トラの荷台でサツマイモを焼く熊倉さん

軽トラの荷台でサツマイモを焼く熊倉さん

製造器には地元五十嵐川の石を敷き詰める。バーナーで熱した石の上でサツマイモを網に載せ、じっくり焼く。遠赤外線のおかげで中はしっとり、ホクホクに仕上がる。

値段は100グラム100円前後。サツマイモの品種は日によって違う。17日の素材は甘みの強いアンノイモや紫色のパープルスイートロール。焼きいもを売るには、寒さが優秀な宣伝マン。焼きいもから上がる湯気を見ているだけで体が温まりそうで、買い物客もつい財布のひもを緩めていた。

ホクホクの焼きいも

ホクホクの焼きいも

熊倉さんは7年ほど前に、サツマイモを卸していた新潟市の焼きいも屋さんに勧められたのをきっかけに、春耕に忙しくなる前の冬の間、焼きいもを販売するようになった。

当時から燕市の三八の定期市でユリの花の販売していた。あわせて焼きいも屋を開店し、ことし1月からは三条市の二七の市に進出、三条鍛冶道場前に出店。リピーターの口コミもあって順調に客を増やしている。二七の定期市は、3月ころまでの出店を続ける予定だ。